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原画の秘密展

現在、手塚治虫記念館で開催中の「手塚治虫原画の秘密展」です。60年の生涯で15万枚にもおよぶ原稿を描き続けた手塚先生。本企画展は、その原画の秘密―すなわち切り貼り、ホワイト、コマの並べ替えなど完成の途中過程、修正過程に注目した企画展です。何度も推敲し、描き直し続けた手塚先生の原稿はその途中段階にこそ醍醐味があります。昨年9月に出版された森晴路氏(手塚プロダクション・資料室長)による同名書籍の具現化ということで、大変楽しみにしておりました。
原画の秘密展

講談社手塚治虫全集・全400巻の表紙絵が両サイドにズラリと!そして、手塚先生の仕事机を再現!
原画の秘密展

机の上にはペン、インク、筆、ホワイトのポスターカラー、雑巾、定規、黒いベレー帽。
原画の秘密展

実際はこんなに少ないわけは無いんだけとというツッコミは置いといて…(実際の仕事机はこんな感じだったらしい↓)
原画の秘密展

このベレー帽をかぶって手塚先生になりきりごっこができます♪
同行した手塚ファンの皆さんとかぶりっこして記念撮影しました(笑)。
原画の秘密展
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大大阪ビアガーデン

7月21日(土)の夜、大オオサカまち基盤によるイベント「大大阪ビアガーデンin芝川ビル」が開催されました。芝川ビルに復元された屋上テラスで過ごす都会の夜。なんと70名近いお客様が来てくださいました!私のブログを見て来て下さった友人・知人も10名近くいて、本当に嬉し楽し。何より、近代建築のことを全く知らないけれど、こうやって興味をもって足を運んでくださり、芝川ビルの面白さを体感してくださった方がいるのを嬉しく思います。
大大阪ビアガーデン 芝川ビル

さて、私は大バンメンバーで準備のため、午後6時に芝川ビルに到着。
大大阪ビアガーデンポスター

4階で受付、お客さまをお迎え。この階段を上がりきったところも芝川ビルの見所のひとつですよね。
四階の装飾

ちなみに、この大大阪ビアガーデンの入場券とポスター、私が作りました(^^)
大大阪ビアガーデン入場券

BS夏休みアニメ特選「火の鳥」が再放送されます。
もう放映から3年も経つんですねー。



7月23日(月) 10:59:00~11:24:00 火の鳥(1)黎明編 その一
         11:24:00~11:49:00 火の鳥(2)黎明編 その二

7月24日(火) 11:25:00~11:50:00 火の鳥(3)黎明編 その三

7月25日(水) 11:28:00~11:53:00 火の鳥(4)黎明編 その四

7月26日(木) 11:25:00~11:50:00 火の鳥(5)復活編 その一

7月27日(金) 11:25:00~11:50:00 火の鳥(6)復活編 その二

7月30日(月) 11:21:00~11:46:00 火の鳥(7) 異形編

7月31日(火) 10:55:00~11:43:30 火の鳥 ヤマト編

8月1日(水) 10:56:00~11:21:00 火の鳥(8)太陽編 その一
         11:21:00~11:46:00 火の鳥(9)太陽編 その二

8月2日(木) 11:03:00~11:28:00 火の鳥(10)太陽編 その三
         11:28:00~11:53:00 火の鳥(11)太陽編 その四

8月3日(金) 10:53:00~11:18:00 火の鳥(12)未来編 その一
         11:18:00~11:43:00 火の鳥(13)未来編 その二
マリモ

というわけで、放映当時に描いたイラストをひっぱり出してきました(笑)。
そーいや、このアニメでマリモは美少女戦士キャラ化してたな(^^;)

ところで、スケジュール見ていて気づいたんですが、7月31日(火)…ヤマト編って…あれ?これだけ高橋監督じゃなくてりんたろう監督のやん!?この一日だけ別作品の放映。でも鳳凰編宇宙編の放映はナシ…。謎ですね(^^;)
7月28日に手塚眞さんの講演があります。いよいよビッグゲストの登場ですね(^^)


「マンガの神様」といわれた手治虫を父に持ち、幼い頃から「表現者」として活躍する現在に至るまで、父をどのように感じてきたか、家族から見た素顔など、様々なエピソードを交えてお話しいただきます。

日時:7月28日(土)13時開演
会場:宝市立手治虫記念館(映像ホール〈アトムビジョン〉)
費用:参加費は無料(ただし、入館料は必要。入館料は大人500円、中高生300円、小学生100円)
定員:先着50名
申し込み:電話で手治虫記念館へ。先着順 Tel 0797-81-2970

手塚治虫ワールド 手塚治虫記念館ページより)



というわけで早速電話申込しました。
さっき、宝塚市のHPのほうをチェックしたらメールでも申込受付をしているようです。先着順なのでお早めに~。

余談ですが、6年前に私の弟が手塚眞さんとの対談イベントに出たことがあります。当時、大阪大学主催で中之島で手塚治虫展が開催され、その時のゲストが手塚眞さん。で、弟は、当時阪大の学生だったのでコメンテーターとして壇上に立っていたのです。
私?もちろん最前列で応援していました(*^^*)

■手塚眞さんのブログ

現在、手塚治虫記念館で開催中の「手塚治虫原画の秘密展」も非常に楽しみです。「B・J」の顔の下にはヒョウタンツギ、白鳥の下に描かれたサファイア。切り貼り、ホワイト、コマの並べ替えなど、様々な変遷を経た手塚先生の原画の面白さ。昨年9月に発行された同タイトルの本のコンセプトの企画展ですから、手塚度が高そうです。手塚プロ内でも超手塚マニアな(笑)森晴路資料室長の本領発揮でしょう。期待しております!



【過去に行なわれたミュージアムトークレポート】
夏目房之介氏ミュージアムトークin手塚治虫記念館【前編】 【後編】 【金沢さん編】

中野晴行氏ミュージアムトークin手塚治虫記念館
大大阪ビアガーデン

大オオサカまち基盤主催のイベントのお知らせです。
今週土曜日の夜、芝川ビルの屋上テラスをお借りしてビアガーデンを開きます。

4月のお披露目会の際は、人数の都合で事前に告知できなかったのですが、今回は是非芝川ビル屋上テラスを皆さんに楽しんでいただける機会になればいいな~と思います。

戦後建築のスライドショーをしながら芝川ビルの屋上でみんなでビールを飲もう、という感じの軽いノリのイベントですので、お気軽にお越しくださいませ。

芝川ビルに復元された屋上テラスを楽しんでいただくのが第一目的。そして、戦後建築の写真のスライドショーが第二目的です。

ビールとジュースと軽いおつまみ(クッキーなど)しかご用意しておりませんので、軽く夕食を食べてから来てくださいね。途中入出もOKです。

大大阪ビアガーデン
7月21日(土)19:00~22:00
入場料 500円(ワンドリンク付)
場所 芝川ビル屋上テラス 地図はこちら



大阪近代建築BLOG 大大阪ビアガーデンやりまーす(ま)
芝川ビル公式サイト
建物語 「大大阪ビアガーデン」開催のお知らせ
大大阪サロンin芝川ビル芝川ビル
MJB珈琲

石原時計店でひととおり資料を見せていただいた後、石原さんに連れて行っていただいたのがここ。石原ビル地下1階にある喫茶店MJB珈琲です。

一階の入口には「七色の珈琲MJB」
MJB珈琲

七色の珈琲ってなんだろう?と思っていたら、どうやら曜日ごとに珈琲のメニューが変わるということらしい。
MJB珈琲

月曜日 アラビアン珈琲
火曜日 ブリティッシュ珈琲
水曜日 ウインナー珈琲
木曜日 フレンチ珈琲
金曜日 メキシカン珈琲
土曜日 ブラジリアン珈琲
日曜日 アメリカン珈琲

定休日は日曜日…らしいんですが、なぜ珈琲メニューが書いてあるのか謎(笑)。
MJB珈琲

店内は地下なのに意外にも広く、そしてレトロな雰囲気。いわゆる純喫茶ですね。昭和21年創業の老舗です。
心斎橋と石原時計店。
心斎橋石原時計店写真

そして、これが現在の同じ場所です。
心斎橋情景比較

見事なくらい全然違う!
石原時計店があった場所は、すなわち現在の心斎橋パルコ(ロフト)です。大正末期の風景が唯一残っているのは、石原時計店の南側に見える大丸心斎橋店だけでしょう。

▼せっかくですので、この写真を解説付で。
斎橋石原時計店1(説明)

この石造りの心斎橋は明治42年(1909年)に架けられました。明治6年に架けられた鉄橋の初代心斎橋に続き、二代目にあたります。石造りのアーチ橋は別名「眼鏡橋」と呼ばれ、橋上にはガス燈がともされていました。昭和39年(1964年)、長堀川が埋め立てられた際に橋は撤去。しかし、クリスタ長堀の建設にともなって石橋の一部が復元され現在は陸橋として使用されています。ご覧のとおり、現在でもガス燈が点灯され、当時の風情を残しています。
心斎橋

【参照】
大阪橋物語 心斎橋
大正4年に竣工した心斎橋の石原時計店。アールデコの傑作といわれ、大大阪時代を代表する建物です。今や長堀川は地下街に変わり、石造りの心斎橋は陸橋のみが残る交差点となってしまいましたが、戦前まではこのような美しい風景が存在しました。大大阪時代の心斎橋風景としてしばしば登場するのが、この二代目石原時計店です。ゼツェッション様式の5階建て。屋上には時計搭や噴水、庭園などがあったそうです。ビルから突き出しているのは、水圧式のエレベータータワー。どんなに豪華でモダンな建物だったことでしょう。石原時計店では、時計や宝飾品の他、当時日本では作れなかった自転車、写真機、楽器などの輸入品を販売していたそうです。

私達はこの心斎橋時代の貴重な資料の数々を見せていただきました。

▼石原時計店の絵はがき
石原時計店年賀状

▼のちに石原時計店に隣接して三階建ての別館(右の建物)が建てられ、石原実さんの祖父・石原政造さん夫妻が住んでいたそうです。
石原時計店と石原家

▼奥の写真は心斎橋の石原時計店。手前の写真とリーフレットはそのモデルとなった横浜の洋服店。
石原時計店のモデルとなった洋服店

▼石原さんを囲んで心斎橋時代の資料を見せていただく大バンメンバー
大バン取材

石原ビル 8階

石原ビルのエレベーターは8階まで。ここから美しい装飾がほどこされた階段をのぼると石原時計店のオフィスがあります。普段石原さんが勤務されているのはこの9階。
石原時計店

挨拶もそこそこに、テラスへ。異口同音に歓声をあげたのがこの景色!!なんて素晴らしい!大阪の特等席です!
石原時計店のテラスより

石原時計店のテラスより

交差点をこの高さで見る贅沢感!
石原時計店のテラスより
石原時計店

石原ビルディングの特徴が最もよくあらわれているのが、8階の北浜画廊です。
北浜画廊

天井の高さは4.4m。かつては、豊年製油の社員食堂として使用されており、当初の天井の下に天井を張って低くしていたとか。しかし、平成10年に復元的リノベーションを行ない、竣工当時の姿に戻したそうです。柱の上のほうを見ると、当時の天井跡が見られます。
北浜画廊柱

北浜画廊

正方形が並ぶ格子窓からは、淀屋橋を一望できます。
北浜画廊窓
淀屋橋の石原時計店を訪ねました。手塚治虫先生の池田附属小学校時代の同級生であり、金三角のモデルである石原実さんのことは、手塚ファンの皆さんはご存知でしょう。天体や昆虫の魅力を最初に教えた方であり、ある意味手塚ワールドに多大な影響をあたえた方です。

でも。実は今回の取材目的は、創業150年あまりになる老舗・石原時計店の建築や歴史。大オオサカまち基盤の定例会で、石原時計店の話になり、1935年竣工の近代建築であることを知ったのでした。そこで、以前、「虫マップ」の取材でお世話になった縁で、この度、石原実さんにお願いし、大バンメンバーでの見学をさせていただきました。
石原時計店

淀屋橋西南角に建つ石原ビルディング。直線ラインの外観で、一見シンプルに見えますが、豪華な石材やユニークなモザイクタイルなど、随所にこだわりが見られる建築です。この石原ビルを建てたのは石原実さんの祖父・政造さん。当時の名前は「淀屋橋中央ビルディング」といいました。石原時計店の建物としては三代目にあたります。
石原ビルディング扉

石原時計店

レトロなエントランス、エレベーターの表示板、そして地下の管理室に続く階段部にはタイル模様がほどこされています。
石原時計店

石原時計店照明

針穴モダニズム

tearoomさんこと大場典子さんの写真展「針穴モダニズム」を見に行きました。
針穴モダニズム

「針穴(ピンホール)カメラ」で撮影された近代建築の写真展で、会場は、大阪港にある商船三井築港ビル・ステムギャラリー。ここは以前、大阪歴史博物館の学芸員の伊藤純氏、酒井一光氏がかかわっていた「近代建築写真展 今はなき建物たち」を見せていただいた場所です。その時の芳名帳にtearoomさんのお名前があったので、コンタクトをとったのでした。tearoomさんとステムギャラリーとの出会いは、やはり私と同じく3月の近代建築写真展がきっかけだったそうです。その出会いについてはこちらを。
針穴モダニズム

近代建築の中で近代建築の魅力を!なんとも素敵です。私もそういう展示をいつかやりたいなあ、とかねがね思っています。
針穴モダニズム

ところで、今回展示されているtearoomさんの作品はすべて「針穴カメラ」で撮影されているのですが、いったいどんなものなのか。