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2007.09.30
帝国ホテル旧玄関
2007.09.23
芝川又衛門邸

9月22日より一般公開される芝川又衛門邸を見に行くため、博物館明治村に行ってきました。明治村に建造物を移築復原するのは、平成6年竣工の『大明寺聖パウロ教会堂』以来13年ぶりで、村内の建造物としては64棟目だそうです。

芝川邸は明治44年、西宮市甲東園に建てられた木造二階建ての洋風郊外住宅です。設計は武田五一。洋風を基調としながらも、和風の意匠も採り入れた建築です。阪神大震災でかろうじて倒壊を免れたものの、大きな被害を受け、住み続けることを断念した所有者から明治村へ譲られ、解体して保管されていました。資金難で明治村への移築保存は、困難を極めたそうですが、寄付やボランティアの方々のおかげで、ゆっくりと3年の時をかけて復原工事がおこなわれました。
そして、震災から12年のときを経て、9月22日の今日、明治村での復原公開が実現したというわけです。現地で手にしたパンフレット「明治村だより」vol.49には、今回の芝川邸移築の経緯が詳しく書かれていて、私はとても感動しました。
「何年先になるかわからないが、必ず復原します」
関係者の熱意と心ある人たちの協力があって、この芝川邸が蘇る日を迎えることができたのです。


1階の客室・食堂。

天井は網代とヨシズの市松模様。

2007.09.20
阪急100周年ミニチュア模型

ランドスケイプさんからお知らせいただきました。現在、阪急百貨店うめだ本店で「阪急創立100周年 秋の阪急祭」が開催中です。100周年記念企画商品のひとつとして、建替え前の阪急百貨店うめだ本店のミニチュア模型が販売されています。300個限定で1個9,975円。16cm×16cm×16cm、ケース付。公式サイトのデジタルパンフレットにこの商品も掲載されています。

というわけで、メールをいただいた次の日、私も早速買いに行きました。8階のおもちゃ売り場鉄道模型コーナーで展示販売されています。いや~実にマニアックな商品ですね~♪個人的には竣工当時の阪急ビルのペーパークラフトなんかも欲しいなあ。

ところでゴリモンな日々によると18日(火)まで阪急大食堂の名物カレーが期間限定復刻されていたそうで。ガーン!食べ損ねた~(T0T)



過去の阪急関連記事はこちらより。
2007.09.17
丸山昭氏×宮本大人氏トークin国際児童文学館
9月15日、大阪府立国際児童文学館で行われた「丸山昭さんと読む『講談社の絵本』の子ども漫画」を聴講しました。丸山昭さんは、手塚治虫、石森章太郎、うしおそうじ、ちばてつや、水野英子、赤塚不二夫、松本零士、牧美也子などたくさんの著名な漫画家を育てた編集者として有名で、手塚関連では少女クラブ版『リボンの騎士』を担当されたことで知られています。現在、竹内オサムさんが発行する研究誌『ビランジ』に漫画家たちとのエピソードを連載していて、私は丸山さんの連載を何より楽しみにしているのです。会場には『ビランジ』を編集されている竹内オサムさんも来られていました。
はじめに丸山さんは、『少年倶楽部』や『漫画少年』を編集し、“手塚治虫を育てた人”として有名な名編集長・加藤謙一氏との貴重な写真を披露されました。
講演の前半は、昭和11年に創刊され、毎月1冊短編ストーリーマンガ集が発行されていた「講談社の絵本」について。宮本大人さんご自身のブログで詳細にレポートされていますので、そちらを参照に。マンガの発展過程について、いろいろお話が聴けました。手塚治虫以前のマンガについては、ほとんど知識なく来たのですが、宮本さんのトークが流暢でとてもわかりやすかったです。
で、手塚ファンである私にとって何より興味深かったのは『少女クラブ』に連載された『リボンの騎士』について。全編ほとんどオールカラーで描かれた手塚先生の『リボンの騎士』は、当時、非常に画期的だったでしょうが、今みても色鮮やかで華やかな作品です。その『少女クラブ』の担当をされていたのが丸山昭さん。少年誌から突然『少女クラブ』に異動になった丸山さんは当時のことを「寝ている間に性転換手術をうけたみたいですごく調子が悪かった」と言って会場を笑わせていました。当時の手塚先生の編集者泣かせのエピソードや講談社別館などにカンヅメにされて原稿を描いていた話は有名ですが、本講演で興味深かったのは、宮本さんの分析する少女クラブ版『リボンの騎士』。
「第1回から非常にラディカルな作品というのがよく表れている。」と宮本さん。
神様が、男の子には男の子の魂を、女の子には女の子の魂を飲ませるはずだったのが、サファイアは、チンクのいたずらによって両方の魂を飲んでしまう。このページが宮本さんの指摘によると、男の子の魂が赤、女の子の魂が緑で描かれている!普通は逆に描かれるところだが、作品一環してその色で描かれているのをみると、表現の細部に決まりきったジェンダーのイメージをずらしにかかっている。「先生これ、おかしいんじゃないですか?」と編集者もとめてはいない。と。
「いや、とめるほど時間がないんですよ」と丸山さん。
場内爆笑!
「そうですね~。手塚先生ていつも原稿ギリギリですからねー。」
はじめに丸山さんは、『少年倶楽部』や『漫画少年』を編集し、“手塚治虫を育てた人”として有名な名編集長・加藤謙一氏との貴重な写真を披露されました。
講演の前半は、昭和11年に創刊され、毎月1冊短編ストーリーマンガ集が発行されていた「講談社の絵本」について。宮本大人さんご自身のブログで詳細にレポートされていますので、そちらを参照に。マンガの発展過程について、いろいろお話が聴けました。手塚治虫以前のマンガについては、ほとんど知識なく来たのですが、宮本さんのトークが流暢でとてもわかりやすかったです。
で、手塚ファンである私にとって何より興味深かったのは『少女クラブ』に連載された『リボンの騎士』について。全編ほとんどオールカラーで描かれた手塚先生の『リボンの騎士』は、当時、非常に画期的だったでしょうが、今みても色鮮やかで華やかな作品です。その『少女クラブ』の担当をされていたのが丸山昭さん。少年誌から突然『少女クラブ』に異動になった丸山さんは当時のことを「寝ている間に性転換手術をうけたみたいですごく調子が悪かった」と言って会場を笑わせていました。当時の手塚先生の編集者泣かせのエピソードや講談社別館などにカンヅメにされて原稿を描いていた話は有名ですが、本講演で興味深かったのは、宮本さんの分析する少女クラブ版『リボンの騎士』。
「第1回から非常にラディカルな作品というのがよく表れている。」と宮本さん。
神様が、男の子には男の子の魂を、女の子には女の子の魂を飲ませるはずだったのが、サファイアは、チンクのいたずらによって両方の魂を飲んでしまう。このページが宮本さんの指摘によると、男の子の魂が赤、女の子の魂が緑で描かれている!普通は逆に描かれるところだが、作品一環してその色で描かれているのをみると、表現の細部に決まりきったジェンダーのイメージをずらしにかかっている。「先生これ、おかしいんじゃないですか?」と編集者もとめてはいない。と。
「いや、とめるほど時間がないんですよ」と丸山さん。
場内爆笑!
「そうですね~。手塚先生ていつも原稿ギリギリですからねー。」
2007.09.13
9月の大バンは橋爪紳也さん登場!
大オオサカまち基盤よりお知らせです。今週末土曜日の大バン定例会は船場アートカフェ。私たち大バンのアドバイザー橋爪紳也先生のお話を聞く会をひらきます。大バンに参加したことの無い方も是非是非お越しください。今月の大バンのテーマは「21世紀の大阪のまちを思う」。座談会の後「21世紀の大阪」をテーマにアンケートをおこなう予定です。そういえば、私が大バンの大阪近代建築BLOGのことを初めて知ったのは、橋爪先生からのメールがきっかけでした。
大阪を愛し大阪を諦めない。橋爪先生のご活躍を心より応援したいと思います。
思い返せば、大バンが「大阪の近代建築がなくなっていくのをどう思いますか?」というアンケートで始まってから、はや3年。大阪の近代建築を通して、大阪のまちのことをいろいろと考えるようになった3年だと思います。今回、橋爪紳也さんが大阪市長選に立候補を表明され、それをきっかけに大バンでは「21世紀の大阪のまち」のことを考えてみたいと思っています。
(大阪近代建築BLOG 9月の大バンは船場アートカフェ●ゲストは橋爪紳也さん(が)より)
9月15日(土)19:00~
船場アートカフェ
大阪市中央区久太郎町3-2-15 三休橋エクセルビル北館B1F
(地図)
■大阪市立大学 橋爪紳也先生のページ
■大阪市立大学都市研究プラザ
■橋爪紳也先生の古絵はがきコレクション 大大阪タイムマシン
■橋爪紳也後援会オフィシャルウェブサイト
【大阪市長選 橋爪紳也氏出馬表明 関連記事】
■イザβ版
■JAN JAN
【のりみ通信 橋爪紳也先生関連記事】
船場建築祭
ガス燈点灯式
大バン絵はがき
大大阪サロンin芝川ビル
また、大阪近代建築BLOG掲載のとおり、2007年秋の「SUITO OSAKA FESTIVAL」が開催中です!
9月から11月にかけて、各所で様々なイベントが開催されます。特に、9/15-17は重要文化財「綿業会館」が一般公開され、大阪芸大の学生さんが近代建築の今を撮影した「大阪アートロマン写真展」が開催されます。最終日の9/17には、大阪ガスの栗本智代氏が、ピアノ&ヴァイオリン演奏と映像を交え、大阪レトロ文化やレトロ建築の魅力を紹介されます。
その他のイベントなど、詳しくは水都大阪フェスティバル ガイドブック(ウェブ上で閲覧できます。)をご覧ください。
(水都大阪フェスティバル(千)より)
【綿業会館関連記事】
船場建築ぶらりツアー【その4】綿業会館
アペリティフの日in三休橋筋
ガス燈点灯式
綿業会館未見の方は是非この機会に!土曜日に行かれる方は是非見学後船場アートカフェにも寄ってくださいね。
大阪を愛し大阪を諦めない。橋爪先生のご活躍を心より応援したいと思います。
思い返せば、大バンが「大阪の近代建築がなくなっていくのをどう思いますか?」というアンケートで始まってから、はや3年。大阪の近代建築を通して、大阪のまちのことをいろいろと考えるようになった3年だと思います。今回、橋爪紳也さんが大阪市長選に立候補を表明され、それをきっかけに大バンでは「21世紀の大阪のまち」のことを考えてみたいと思っています。
(大阪近代建築BLOG 9月の大バンは船場アートカフェ●ゲストは橋爪紳也さん(が)より)
9月15日(土)19:00~
船場アートカフェ
大阪市中央区久太郎町3-2-15 三休橋エクセルビル北館B1F
(地図)
■大阪市立大学 橋爪紳也先生のページ
■大阪市立大学都市研究プラザ
■橋爪紳也先生の古絵はがきコレクション 大大阪タイムマシン
■橋爪紳也後援会オフィシャルウェブサイト
【大阪市長選 橋爪紳也氏出馬表明 関連記事】
■イザβ版
■JAN JAN
【のりみ通信 橋爪紳也先生関連記事】
船場建築祭
ガス燈点灯式
大バン絵はがき
大大阪サロンin芝川ビル
また、大阪近代建築BLOG掲載のとおり、2007年秋の「SUITO OSAKA FESTIVAL」が開催中です!
9月から11月にかけて、各所で様々なイベントが開催されます。特に、9/15-17は重要文化財「綿業会館」が一般公開され、大阪芸大の学生さんが近代建築の今を撮影した「大阪アートロマン写真展」が開催されます。最終日の9/17には、大阪ガスの栗本智代氏が、ピアノ&ヴァイオリン演奏と映像を交え、大阪レトロ文化やレトロ建築の魅力を紹介されます。
その他のイベントなど、詳しくは水都大阪フェスティバル ガイドブック(ウェブ上で閲覧できます。)をご覧ください。
(水都大阪フェスティバル(千)より)
【綿業会館関連記事】
船場建築ぶらりツアー【その4】綿業会館
アペリティフの日in三休橋筋
ガス燈点灯式
綿業会館未見の方は是非この機会に!土曜日に行かれる方は是非見学後船場アートカフェにも寄ってくださいね。
2007.09.11
旧グッゲンハイム邸

ちはろぐのちはるさんよりお誘いいただき、神戸市垂水区塩屋町の旧グッゲンハイム邸でのイベント「ミニひょうごヘリテージまつりinこうべ 歴史文化遺産の活用を考えるワークショップ」に参加しました。ひょうごヘリテージ機構(H2O)主催のイベントで、グッゲンハイム邸などの歴史遺産の保存・活用について考えるワークショップが行われました。

普段は非公開の建築なのですが、公開イベントがあると聞き、思い切って塩屋まで。大阪に住む私にとって神戸の元町より西側には、なかなか行く機会が無く(といっても祖父が垂水区に住んでいるので毎年正月には行っているのですが、それ以外ではなかなか。)塩屋で下車するのも今回が初めてのことでした。

旧グッゲンハイム邸は保存が危ぶまれていたのですが、今年の2月に地元のステンドグラス作家の方が、「須磨区の旧室谷邸のように解体されないよう、地元の財産として残す」ために購入されたそうです。なんとこの世には奇特な方がいらっしゃるものだ、と感心いたしました。(参照:あさみ新聞 旧グッゲンハイム邸のこと)
当日はご本人も来られ、購入に至った経緯や建物に対する愛着を話されました。

2007.09.06
芝川又右衛門邸公開
芝川ビル担当の大バンメンバーちよちゃんからのお知らせ。

2005年より、博物館 明治村(愛知県犬山市)開村40周年の記念事業として、復元作業が行われていた「芝川又右衛門邸」が、このほど遂に完成し、この9月22日より公開されます。
「芝川又右衛門邸」は、芝川ビルを建てた芝川又四郎の父・2代目 又右衛門が、建築家・武田五一に設計を依頼し、明治44年、西宮・甲東園の地に落成しました。洋風を基調にしながら、和風の意匠も取り入れた先駆的な郊外住宅で、芝川又四郎は、父が建てたこの建物(当初は別荘として建てられた)について、以下のように述べています。
「武田先生は偉い方で、日本個有(ママ)の建物がいつの世でも飽きがこない、しいて洋館と言われるのなら、いすと床だけ洋式にするということで、でき上がったのを見ると、壁は聚楽壁だし、天井は茶室のようで、ただ畳がリノリームになっただけで、まるで洋館らしいところはなく、フランス風の純洋館を期待していた父も初めは案外だったらしいのですが、茶道をやっていましたので、だんだんとそのよさがわかってきたようです。」(芝川又四郎回顧録「小さな歩み」より)
しかしながら、「芝川又右衛門邸」は、1995年の阪神淡路大震災で煙突部分など一部が倒壊。その後、ボランティアによる実測を経て解体され、博物館 明治村に寄贈・保管されていました。
今回の復原・公開に合わせ、博物館明治村ではシンポジウム、特別展示が開催されます。
■記念シンポジウム「芝川又右衛門邸をめぐって」
日時:2007年9月22日(土)
場所:聖ザビエル天主堂(明治村5丁目51番地)
内容:芝川又右衛門邸研究者による発表と質疑応答
坂本 勝比古(神戸芸術工科大学名誉教授)
足立 裕司 (神戸大学教授)
西澤 泰彦 (名古屋大学准教授)
■特別企画展「あこがれの郊外住宅~芝川又右衛門邸と武田五一~」
日時:2007年9月22日(土)~11月4日(日)
場所:三重県庁舎1階特別展示室(明治村1丁目13番地)
博物館明治村は、建物内に家具・調度品をはじめ、歴史資料なども展示されており、当時の生活空間をまるごと体験することのできる、とても楽しい博物館です。シンポジウムも開催される22日(土)は三連休の初日にあたります。遠方にお住まいの方も、この機会に是非、明治村へお出かけ下さい。
(芝川ビル公式ブログ「建物語」博物館明治村「芝川又右衛門邸公開特別企画展」開催 より転載)
▼写真:中尾嘉孝さん提供 94年12月撮影

というわけで、22日、早速明治村に行く予定です♪一昨年の夏に明治村に行ったときは、あまり撮影していなかったので(まだフィルムだった)たくさんまわって撮影したいと思います☆メモリカード1枚じゃ絶対足りないゾ!
芝川邸といえば、私はまだ大バンを知らなかった頃ですが、まさきちさん達大バンメンバーが、解体前に芝川邸の実測にあたっていたそうです。実測にあたったのは日本家屋の玄関とサンルーム。大バンブログにも掲載されていますが、獅子型の陶器製吐水口飾りを青いタイルで囲んでいるのが非常に印象的でした。
大阪近代建築BLOG 甲東園の芝川家本邸を実測(ま)
芝川邸のサンルームの青いタイルは、昨年大阪歴史博物館で行われた企画展「煉瓦のまち タイルのまち」でも展示公開されました。
大阪近代建築BLOG 「煉瓦のまち タイルのまち」(ま)
今回明治村で公開されるのは、大バンが実測した日本家屋のほうではなく洋館のほうですが、こうやって名建築が再び公開される機会があるのは非常に嬉しいことです。日本家屋のほうもいつか移築復元されることを期待したいと思います。
【参照リンク】
■大阪近代建築BLOG 博物館明治村「芝川又右衛門邸公開特別企画展」開催のお知らせ(千)
■博物館明治村 『芝川又衛門邸』一般公開のご案内
■博物館明治村 ボランティア会 芝川邸復原レポート
■神戸新聞 西宮で被災の「旧芝川邸」 愛知で復元
■神戸新聞 西宮・旧芝川邸10年経て復元 震災で解体 愛知・明治村に

2005年より、博物館 明治村(愛知県犬山市)開村40周年の記念事業として、復元作業が行われていた「芝川又右衛門邸」が、このほど遂に完成し、この9月22日より公開されます。
「芝川又右衛門邸」は、芝川ビルを建てた芝川又四郎の父・2代目 又右衛門が、建築家・武田五一に設計を依頼し、明治44年、西宮・甲東園の地に落成しました。洋風を基調にしながら、和風の意匠も取り入れた先駆的な郊外住宅で、芝川又四郎は、父が建てたこの建物(当初は別荘として建てられた)について、以下のように述べています。
「武田先生は偉い方で、日本個有(ママ)の建物がいつの世でも飽きがこない、しいて洋館と言われるのなら、いすと床だけ洋式にするということで、でき上がったのを見ると、壁は聚楽壁だし、天井は茶室のようで、ただ畳がリノリームになっただけで、まるで洋館らしいところはなく、フランス風の純洋館を期待していた父も初めは案外だったらしいのですが、茶道をやっていましたので、だんだんとそのよさがわかってきたようです。」(芝川又四郎回顧録「小さな歩み」より)
しかしながら、「芝川又右衛門邸」は、1995年の阪神淡路大震災で煙突部分など一部が倒壊。その後、ボランティアによる実測を経て解体され、博物館 明治村に寄贈・保管されていました。
今回の復原・公開に合わせ、博物館明治村ではシンポジウム、特別展示が開催されます。
■記念シンポジウム「芝川又右衛門邸をめぐって」
日時:2007年9月22日(土)
場所:聖ザビエル天主堂(明治村5丁目51番地)
内容:芝川又右衛門邸研究者による発表と質疑応答
坂本 勝比古(神戸芸術工科大学名誉教授)
足立 裕司 (神戸大学教授)
西澤 泰彦 (名古屋大学准教授)
■特別企画展「あこがれの郊外住宅~芝川又右衛門邸と武田五一~」
日時:2007年9月22日(土)~11月4日(日)
場所:三重県庁舎1階特別展示室(明治村1丁目13番地)
博物館明治村は、建物内に家具・調度品をはじめ、歴史資料なども展示されており、当時の生活空間をまるごと体験することのできる、とても楽しい博物館です。シンポジウムも開催される22日(土)は三連休の初日にあたります。遠方にお住まいの方も、この機会に是非、明治村へお出かけ下さい。
(芝川ビル公式ブログ「建物語」博物館明治村「芝川又右衛門邸公開特別企画展」開催 より転載)
▼写真:中尾嘉孝さん提供 94年12月撮影

というわけで、22日、早速明治村に行く予定です♪一昨年の夏に明治村に行ったときは、あまり撮影していなかったので(まだフィルムだった)たくさんまわって撮影したいと思います☆メモリカード1枚じゃ絶対足りないゾ!
芝川邸といえば、私はまだ大バンを知らなかった頃ですが、まさきちさん達大バンメンバーが、解体前に芝川邸の実測にあたっていたそうです。実測にあたったのは日本家屋の玄関とサンルーム。大バンブログにも掲載されていますが、獅子型の陶器製吐水口飾りを青いタイルで囲んでいるのが非常に印象的でした。
大阪近代建築BLOG 甲東園の芝川家本邸を実測(ま)
芝川邸のサンルームの青いタイルは、昨年大阪歴史博物館で行われた企画展「煉瓦のまち タイルのまち」でも展示公開されました。
大阪近代建築BLOG 「煉瓦のまち タイルのまち」(ま)
今回明治村で公開されるのは、大バンが実測した日本家屋のほうではなく洋館のほうですが、こうやって名建築が再び公開される機会があるのは非常に嬉しいことです。日本家屋のほうもいつか移築復元されることを期待したいと思います。
【参照リンク】
■大阪近代建築BLOG 博物館明治村「芝川又右衛門邸公開特別企画展」開催のお知らせ(千)
■博物館明治村 『芝川又衛門邸』一般公開のご案内
■博物館明治村 ボランティア会 芝川邸復原レポート
■神戸新聞 西宮で被災の「旧芝川邸」 愛知で復元
■神戸新聞 西宮・旧芝川邸10年経て復元 震災で解体 愛知・明治村に
2007.09.04
丸山昭さんの講演
10月14日に予定されている、手塚治虫記念館での丸山昭さんの講演に先立ち、大阪府立国際児童文学館で丸山昭さん×宮本大人さんの対談が行われます。
丸山昭さんと読む「講談社の絵本」の子ども漫画
2007年9月15日(土)14:00~16:00
対談:丸山昭さん(元講談社編集者・元講談社社友会会長)
宮本大人さん(北九州市立大学准教授・元当館特別研究員)
宮本大人さんのブログにも情報掲載されています。
一言も「手塚治虫」と書いていませんが、手塚番だった丸山昭さんのお話ですから大いに手塚関連の内容になることを期待しております。講演後懇親会も行われるそうで、10月14日の記念館トークよりゆっくりお話できる機会になりそう。懇親会は、日本マンガ学会の関西交流部会の定例会だそうです。マンガ学会イベントに顔出しするのも久しぶり。講演のほうは国際児童文学館まで要申し込みですが、たぶん定員に達することはないので当日行っても大丈夫と思います。懇親会のほうはマンガ学会要申し込み。詳しくはマンガ学会のHPをご覧ください。
また、9月16日(日)甲南女子大学芦原講堂で池田理代子さんの講演会があるようです。HPに書いてあるプレイベント「ロ-ズクッキー、ローズティーのサービス」ってのに思わず笑ってしまいました(^^)
「FPフォーラム」池田理代子講演会
2007年9月16日(日) 午後3時より午後4時40分
甲南女子大学 芦原講堂
丸山昭さんと読む「講談社の絵本」の子ども漫画
2007年9月15日(土)14:00~16:00
対談:丸山昭さん(元講談社編集者・元講談社社友会会長)
宮本大人さん(北九州市立大学准教授・元当館特別研究員)
宮本大人さんのブログにも情報掲載されています。
一言も「手塚治虫」と書いていませんが、手塚番だった丸山昭さんのお話ですから大いに手塚関連の内容になることを期待しております。講演後懇親会も行われるそうで、10月14日の記念館トークよりゆっくりお話できる機会になりそう。懇親会は、日本マンガ学会の関西交流部会の定例会だそうです。マンガ学会イベントに顔出しするのも久しぶり。講演のほうは国際児童文学館まで要申し込みですが、たぶん定員に達することはないので当日行っても大丈夫と思います。懇親会のほうはマンガ学会要申し込み。詳しくはマンガ学会のHPをご覧ください。
また、9月16日(日)甲南女子大学芦原講堂で池田理代子さんの講演会があるようです。HPに書いてあるプレイベント「ロ-ズクッキー、ローズティーのサービス」ってのに思わず笑ってしまいました(^^)
「FPフォーラム」池田理代子講演会
2007年9月16日(日) 午後3時より午後4時40分
甲南女子大学 芦原講堂
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