自由学園明日館(外観)

友人の結婚式に列席するために上京しました。せっかく上京するなら東京で近代建築をひとつ見ておきたいと事前にあれこれ調べていたのですが、大バンのちよちゃんに何気なく「一番好きな近代建築って何?」と尋ねたところ、「自由学園明日館」と即答。フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新設計の建物で、「帝国ホテルのような豪華さはないけれど、本当に子供のためを思って建てられたというのがわかっていい。あそこが一番好き。」というので、その一言で池袋行きを決めました。フランク・ロイド・ライト設計の建物は日本国内では6棟しかなく、その内現存、公開されているのは明治村に玄関部のみが保存されている旧帝国ホテルのほか、芦屋のヨドコウ迎賓館、そしてここ自由学園明日館の3つしかないそうです。
自由学園明日館(外観)

自由学園明日館(外観)

自由学園明日館(外観)

自由学園明日館(外観)

 
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過去情報になりますが、たまたま偶然見ていて気づきました。4月10日のMBSニュースVOICEの特集で神戸市塩屋の旧グッケンハイム邸を買い取った森本さん親子のインタビューが放映されました。須磨区の室谷邸のように壊されることのないように、と個人の方が私財を投げ打って地域の文化として残すため買い取ったという話です。現在旧グッケンハイム邸は市民向けのコンサート会場などに開放されています。私も昨年行ってきました。(過去記事参照

その特集の中で、震災の被害にあい解体に至ったものの、明治村に甦った例として、甲東園の芝川又衛門邸のことも紹介されていました。もちろん場所を変えても残されることはすばらしいことです。でも建物は本来あるところで残るのがいちばんいい。使われる形で街のなかの歴史としてあり続けることが建物としてベストな形でしょう。

あるべき場所にあるべき姿で…

今も街の歴史の中で生き続けるグッケンハイム邸。

この特集がネットにあがってないかと探したらありました。
MBSニュース VOICEのページで読めますので是非ご覧下さい。

■「洋館買い取った一家の決断」

▼旧グッケンハイム邸
グッケンハイム邸

▼芝川又衛門邸
芝川邸(外観)

▼旧室谷邸(解体され現在は更地になっている)
旧室谷邸



【近代建築情報】
先日放映されたNHIK なにわの筋と通スペシャルが再放送されます。
4月21日(月)午前0:20~1:04
自泉会館(外観)

4月5日、知人に誘われ、岸和田市本町で開催された「夢灯路」に行ってきました。灯路イベントは夕方からだったのですが、かねてより岸和田の近代建築をじっくり見たいと思っていたので昼から建築めぐり。で、一番楽しみにしていたのが岸和田市立自泉会館です。
自泉会館(外観)

ここに来るのは2回目で、初めて訪れたのは一昨年の夏、友人のコンサートを聴きに行くためでした。現在、市民向けのコンサート会場やギャラリーとして使用されているそうです。その日は全くの予備知識なく行ったのですが、なんと、あの渡部節氏の建築ではありませんか!こじんまりした建物ですが、その洗練された美しさは綿業会館旧乾邸に匹敵するものでした。
自泉会館

自泉会館

自泉会館(内装)

自泉会館は岸和田紡績の創業者、寺田甚与茂(寺田甚與茂)の偉業を記念して建てられたものだそうで、入り口には寺田甚與茂像が建っています。1932年竣工、スパニッシュスタイルの2階建て。螺旋階段の蹴上げ部分には、青い星型や十字型の綺麗なタイルが使用されています。また、石とタイルの間の目地に金を塗るなど細部までこだわりをもって造られています。メインホールは2階までの吹き抜けで石造の大きな暖炉があります。メインホールはやはり旧乾邸とよく似た雰囲気で、とても豪華でした。
自泉会館(シャンデリア)

 
児童文学館

昨日行われたマンガ学会関西交流部会について少しだけ報告させていただきます。

1時前に万博公園の入り口で、国際児童文学館の署名活動している方たちがいたので、「頑張ってください!応援しております。」と声をかけてから会場へ向かいました。

京都国際マンガミュージアムの表智之さんが進行、今回は村上知彦さんも出席されていました。手塚治虫メーリングリストメンバーも私を含め4人が参加しました。

当然のごとく一号議案にあがったのが、この度の国際児童文学館の存続問題で、4月10日付で日本マンガ学会より大阪府へ国際児童文学館存続の要望書が提出されることになりました。全文が近日中にマンガ学会のHPにあがると思いますが、先行して宮本大人さんのブログに全文が掲載されましたのでご覧下さい。また、ひこ・田中氏の児童文学書評にもテキスト版、PDF版ともに掲載されています。

■[大阪府立国際児童文学館関連]日本マンガ学会からの大阪府立国際児童文学館存続要望書の内容を先行公開します

今後、施設の活用という意味でもマンガ学会の関西交流部会は、2ヶ月に1度は国際児童文学館のセミナー室で行う。時期が時期だけに、来月5月10日の例会も同じく国際児童文学館で行われることになりました。

京都国際マンガミュージアムの表さんが話されていましたが、京都MMでの展示でも資料を国際児童文学館から借りたりすることも多いようです。また、特に昔の児童向け雑誌の収集量という点においては、京都MMよりも児童文学館のほうが優れているそうです。もちろん京都MMは成人向けマンガも扱っているが児童文学館は扱っていない、という点もあるので、児童文学館には無くて京都MMにもはある、またその逆もあるけれど、とのこと。念のためにマンガ雑誌が閲覧できる研究施設が関西で他にあるか聞いてみましたが、京都MMを除けばやはり国際児童文学館が唯一の施設です。本というのはそれを活用するシステムがあってこそであり、ここが廃止されれば、マンガ雑誌が本当に死蔵なり廃棄なりといった事態が起こりえます。では実際にどのように研究資料として活用されているのかを発表していく必要があるのではないか、今後のマンガ学会ではそういったことをテーマとしていってもいいのでは?という議論が行われました。

「際国際児童文学館の本70万冊の中でマンガやマンガ雑誌はどのくらいの割合なのですか?」
と私が質問したのですが
「正確には把握できない。もちろん絵本や児童文学のほうが多いのは確かだけど、厳密にマンガ雑誌というよりも昔の児童向け雑誌は小説が主な紙面をしめる中にマンガがあったりするので、そこは分けないほうがいい。児童向け雑誌の中にマンガがどのように浸透していったのかを検証できることも児童文学館の機能のひとつ。」との返事。

懇親会で村上さん、表さんから聞いてきた情報ですが、6月21日(土)、22日(日)の日本マンガ学会第8回大会のテーマは「『手塚治虫』再考」だそうです。大会シンポジウムのほか研究報告がおこなわれます。会場は愛媛の松山大学。

詳細は発表され次第追ってお知らせします。松山かー。遠いなー。でも気になるなー。

以上、簡単ですが学会報告でした。
ご興味がある方は是非次回の関西交流部会ご参加ください。
学会でも話にあがりましたが、マンガ研究というのは個々の作業になるので、なかなか今回の存続問題に関しても団結力がなく、活動自体が目立たない。目立たすためにもマスコミを呼んで、要望書を提出するなどしていきたい、とのことでした。

児童文学館


【参照】
守れ、子どもたちの感性のために=竹内オサム(毎日.jp)
カトリック豊中教会

今回のツアーではカトリック豊中教会の中に入れたことが嬉しかったことのひとつでした。手塚ファンとしてだけでなく、近代建築ファンとしても興味がある建物。全体にピンク色で統一された外装がとてもかわいいですね。カトリック豊中教会は手塚先生の『スリル博士』に登場するセント・ユダ教会に酷似しています。(全集版 P.226)『スリル博士』が描かれた1959年はちょうど手塚先生が結婚した年であり、岡田悦子さんが豊中に住んでいたことから手塚先生が豊中を訪れる機会が多かったのではなかと推察いたします。
カトリック豊中教会

設計はチェコスロバキア人建築技師のヤン・ヨセフ・スワガー(Jan Josef Svagr)で、横浜のカトリック山手教会など数多くのカトリック系教会の建築を手がけています。豊中教会は1939年に建てられた木造の聖堂建築で、格天井、丸柱、格子状の窓が特徴的です。近代洋風建築というよりも、和風や中国風の寺院建築の要素が強いように思いました。実はこの豊中教会が建てられた1939年末に、スワガーは離日しているので、豊中教会がスワガーの日本での最後の仕事だと思われます。戦争の影が次第に強まり、教会建築にまで和風の要素を取り入れなければならない状況であったことが推測されます。
カトリック豊中教会

カトリック豊中教会
岡町ツアー

アトムの誕生日を前にした4月6日(日)、手塚治虫先生誕生の地・豊中市岡町でゆかりの地をまわるツアーがおこなわれました。企画したのは地元で古書店を開いているマイブックスの木村勝さん。午前10時半に集合場所の曽根駅に着くと50人を超える人で賑わっていて仰天。どやら前日に新聞に記事が載ったようです。満開の桜を桜塚で楽しみながら歩くツアーとなりました。
桜塚公園の桜

手塚治虫と岡町とのかかわりについては虫マップの記事を参照に。

虫マップ-手塚治虫ゆかりの地を訪ねて- 第23回 誕生の地・岡町
新・虫マップ2003 岡町(2003年発行時に執筆)
てづかな街・岡町
(マイブックスの手塚治虫生誕資料展にて配布しているリーフレット)

曽根駅を出発し、まずは東光院・萩の寺へ。
萩の寺

萩の寺

萩の寺はその名のとおり、3千株もの萩があることで知られていますが、この日は桜が満開でした。正岡子規の句碑や北大路魯山人が寄贈した観音像があります。2軒目の手塚家、そしてのちに手塚先生と結婚された岡田悦子さんの生家はこの萩の寺の付近にありました。
ハッピーバースデーアトム♪5歳の誕生日おめでとう!
アトム

googleトップページ必見!
本日限定です☆

ちなみに…今日はアトムの誕生日。明日はブッダの誕生日(笑)。

虫ん坊4月号で紹介されていたアーティストigoogleの手塚バージョンを使ってみました。ちょっと派手ですがかわいいです♪これでブログに貼り付けられるアトム時計とかあればいいのになあ。
十五番館(外観)

温かい春。サクラもちらほら咲く中、大バンのちよちゃんと神戸へ行ってきました。
旧居留地の洋館郡から兵庫県公館、北野異人館街までの近代建築を堪能。神戸市立博物館で企画展を見た後ランチしたのが、ここ「旧居留地十五番館」です。
十五番館(外観)

明治13年頃に建設、アメリカ領事館として使用された建物で、国の重要文化財に指定されています。平成7年の阪神淡路大震災で全壊。しかし、倒壊前の部材70%を使用し、免震工法を採用して平成10年に再建されました。震災当時の写真が(株)ノザワのHPに掲載されていますが、この状態からよくぞ復興してくれた!と思います。
十五番館(外観)

十五番館(外観)

楽しみにしていたのがここのお料理。近代建築でランチorディナーすることを私たちの間では「近代建築ご飯」と言っているのですが、近代建築でお金を使うことはそれ自体が、小さなことかもしれないけれど保存に繋がるというこで、大バンでも勧めているわけです(笑)。建築を楽しめてご飯も美味しければなおよし。ここに来るのは2回目なのですが、ホントに美味しい♪お値段もリーズナブルだし、神戸めぐりをするなら是非☆それにしても神戸三宮は何度来てもいい!大好きな街です。
十五番館(料理)