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国立科学博物館(外観)

手塚ファン大会の晩は鶯谷に宿泊し、翌日は上野散策をしました。以前から上野の近代建築が気になっていたので(一番見たかったのが旧東京音楽学校奏楽堂)一日上野公園めぐり。しかし、チェックしていた建築の半分もまわれず。なぜなら最初に入った国立科学博物館、そして次に入った東京国立博物館。この二館の展示がめちゃくちゃ広くて充実していたから!それぞれ常設展の見学料金はは600円なのですが、大阪の博物館施設と同額でありながらなんたる広さ!やっぱり東京ってすごいわ!と大阪人の我ら夫婦はただただ感動したのでした。それにしても上野って本当に一大文化ゾーンなんですね。だって、博物館、科学博物館、音楽堂、美術館、動物園…「文化」に類する施設が全部上野公園内に集まっている。こんなところ、大阪には無いです。本当によく練られた都市計画だったんだなあと感動しました。とても堪能しきれなかったので、またの機会に是非ゆっくりめぐりたいと思いました。

国立科学博物館

で、写真は国立科学博物館の旧館なのですが、展示の充実ぶりもさることながら、やっぱり近代建築ファンの私は建物の内装に目を奪われました。

国立科学博物館

三階まで吹き抜けの天井!そしてステンドグラス!

国立科学博物館

箱に目を奪われ中身はそこそこしか見ていませんでした(笑)。
う~ん!素晴らしい!

国立科学博物館

▼3階から下を見下ろして撮ったのですが、なかなかいい写真だと思いません?
普段私の写真は人を入れないよう心がけているのですが、床の星模様の中心にたまたまカップルが歩いてきたので反射的にシャッターを切りました。
国立科学博物館
 
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11月29日(土))午前10:50~12:00
NHK「ぐるっと関西プラス」新・大人の遠足 関西いろいろ偉人伝
で緒方洪庵の特集があるそうです。

緒方洪庵

適塾
さて、手塚ファン大会の詳細レポートを夫が書いてくれました。浦さんのミクシィより転載。


11月22日(土)、東京は早稲田大学の「手塚治虫ファン大会」に参加した。
今回のファン大会は、手塚治虫生誕80周年記念の大会である。ここに感慨深いものがあった。手塚先生が生きておられたならもう傘寿なんだな・・・。

高田馬場壁画

高田馬場で、JRガード下の手塚壁画を嫁が憑かれたように撮りまくった。

高田馬場壁画

昼飯は近くのラーメン屋へ。これが頗る不味かった。一体どうがんばったらここまで不味いラーメンになるのか? やたら元気のいいスタッフが嫁にラーメンの汁避けにと紙エプロンをくれたりしたんだけど、そういうホスピタリティ精神を「味」の方に注いでくれ!

不満で鬱々とした状態で東京メトロ・早稲田駅へ赴く。嫁がやはり我慢できない!というので、早大前の喫茶店でケーキセットを喰らい、口直しとした。これはなかなか美味かった。

大隈講堂

早大・大隈講堂へ。近代レトロ建築だ。レトロ建築大好きな嫁の目がハートになっとる。

大隈講堂

入り口近辺には手塚プロがテントを張っていて、グッズ販売をやっていた。お客さんがワンサカおる。いいことだ。こういうのは客が多ければ多いほど“安心”する。
玄関口にはブラック・ジャックの着ぐるみが無言で愛想をふりまいていた。

手塚ファン大会 B・J

マイミクにしてファンクラブ会員のT橋氏や名古屋のK氏と再会。また、15年以上前からご高名だけは存じていたS木氏に初めてお会いした。ファン大会にはこういう楽しみもある。

さてオープニング。
いきなり早大の男子チアリーディング部諸君が、アトムのテーマに乗ってステージ上で軽やかに宙を舞いだした。これにはビックリした。
若い男の子たちのはじける笑顔がかわいい。まるで某洗濯剤のCMみたいだ。あるいはウォーターボーイズの陸上版を見ているみたいだった。
演舞が終わって登場した会員代表の司会者(男女ペア)が「最近手塚ファンが少し元気がないようなので、やってもらいました。」
これには浦メも反省。それもそうだね。ファンクラブ会報にも投稿してへんからなぁ。

プログラム一番最初のアトム通貨5周年記念シンポジウム。
これは正直、睡魔との戦いだった。高田馬場のアトム通貨(地域振興券みたいなもの)実行委員会スタッフさん達と手塚プロ・アニメ部がある埼玉県新座市の商工会議所理事さん、宝塚市の手塚記念館スタッフさんが登壇し、手塚先生の長女・るみ子さん&早大助教授先生のコーディネートによって進行。
手塚キャラを媒介として地域の振興を図る、ヒューマンタッチを深める、環境を考える・・・これは実に素晴らしい事だと思うんだけど、いかんせん眠かった。
地元の商店主が集まってのシンポジウムならば、これでもいいんだろうけど、老若男女が全国津々浦々から集合するファン大会でやられてもなぁ。周りを見回すと、それこそ老若男女問わず舟を漕いでるじゃないか。
尤も思ったのは、手塚キャラがこういうテーマで討議ができるくらいの存在になっているんだな、という事。
だから、ステージ上の諸兄姉とは全く違う視点で感動したのであった。

プログラム二番目のちばてつや・水野英子・丸山昭3氏によるトークショーその①「手塚治虫と少女マンガ革命」の方が、遥かに興奮させられた。例えば、丸山昭氏が『火の鳥ギリシャ・ローマ編』の担当編集者だった頃のエピソード。手塚先生が丸山氏の結婚を祝福して、ラストのダイヤと火の鳥が別れるシーンでダイヤの立つバルコニーに「MARUSAN′S SWEET HOME」と書いた話では、実際にそのコマがスクリーンに大写しされ、会場内は拍手の嵐。手塚先生と間近で接した人の話はそれだけで面白い。

ここで休憩。2階に上がると、各界の著名漫画家・文化人から寄せられた80周年お祝色紙なんかが展示されていた。そういえば、今年は参加者に寄せ書きを書いてもらうボードは無かったな。

休憩後、63年アトムの杉井ギサブロー監督・アトム役声優清水マリさん&03年アトムの小中和哉監督・アトム役声優津村まこと嬢のトークショーその②。司会は手塚先生の長男・眞氏。
これは、なかなか微妙だった。今、ハリウッドでCG版アトムが製作中なんだが、眞氏が津村嬢にハリウッド版でもアテレコをお願いしますなんて秋波を送ったりして、同じステージ上で聞いてる初代アトム・清水マリさんは心中おもしろからざるものがあったんじゃないか?なんて想像力を巡らして、小心者の浦メは一人ドキドキしてしまった。

お次は恒例のクイズ大会。第一問が「アトム通貨10万馬力(“馬力”は通貨単位)で10円に換わる、○か×か?」というもの。なんとこれで会場の8割が間違ってしまい、着席してしまった。こんなの高校生クイズの地域大会でもあまりないんじゃなかろうか?
因みに正解は「×」である。10円=10馬力。100万円札がないように、10万馬力札もないのだ。
なんやかやで、浦メと嫁とマイミクT橋氏と、高校生っぽい女の子の4人が決勝まで残った。最後は高校生嬢が優勝し、嫁とT橋氏は準優勝した。浦メは、遠慮して負けた。(ホンマかオイ!?)

休憩を挟んでトークショーその③。手塚先生のアシスタント三浦みつる氏(『The・かぼちゃワイン』の作者)、石坂啓氏(『キスより簡単』、『下北なぁなぁイズム』が懐かしいが、最近は『週刊金曜日』編集委員としての方が有名)、手塚プロ松谷孝征社長の3人が、中野晴行氏の司会のもと、70年代の巨匠・手塚治虫について大いに語りあった。まだFAXもない頃、先生がブラジルから国際電話で原稿の指示を出し、原稿料よりも通話料の方が高くついた話。『MW』の担当編集者が「〆切日までに原稿が上がらなかったら出来た段階のものを持っていく」と公言し、ホントに未完成の原稿を奪い取って印刷所に回してしまった話。夜のシーンなのに背景が真っ白の状態の掲載誌を見て先生は「ハハハ、真っ白だねえ」と笑っておられたが、すぐメチャクチャ不機嫌な顔をされて掲載誌を机に叩きつけて去られたとか。間近で目撃した三浦氏は震えあがったというが、そりゃそうだろう。浦メだったら失禁していたやもしれぬ。これもトークショー①と並んで面白かった。石坂啓氏の相変わらずの手塚LOVE度に、こっちの顔までほころんだ。

そして、これまた恒例の映像上映。
今回流されたのは、80年代のワードプロセッサ「文作くん」のCM。実写の手塚先生と動画のヒゲオヤジが共演している。
時代を感じさせるカラー・機能紹介もさることながら、ラストの「価格は137万円。安い!」とのナレーションに場内爆笑。おいおいどんな金銭感覚だよ。ホテルのBAR通いの我らが麻生総理が、まだかわいいもんに思えるがな。
あとは87年のファン大会でも上映されたSF紙芝居(一部動画あり)のパイロット、目下製作中の映画『MW』(主演:玉木宏)の予告映像、ハリウッド版アトムの先行公開映像が上映された。
特にハリウッドアトムについては、アトムは当初オッサンみたいだったのを修正に修正を重ねて原作イメージに近いキャラになってたんだけど、天馬博士やお茶の水博士の造形がイビツで、はっきり言って気持ち悪く、これには場内からも苦笑というか失笑が漏れた。さもありなん。

最後は全員起立して「鉄腕アトム」の大合唱。こんな大勢で合唱なんて高校の卒業式以来だな。唐突にドリフの少年少女合唱団コーナーを思い出した。だからと言って志村けんよろしく「東村山1丁目1丁目、わ~お!!」なんて喚き躍ったりはしなかったが。

総括するに、トークショー①と③をもう少し長めに設定して、あとはクイズと上映、合唱で良かったように思われる。

眞氏の挨拶をもってつつがなく会は〆められ、その後は会場を大隈講堂の裏っかわ・大隈ガーデンハウスに移しての懇親会。これは事前申込み制の立食パーティであった。
昨年の懇親パーテーでは主催者の手配違いで、フードがアッという間に無くなり、浦メはマイミク・A井さんとケーサーばかり飲んでしたたか酔ったものだ。
今年は寿司やらパスタやらサンドイッチやらフライやらいろんな料理が会場の両サイドに並んでやがる。安心して飲めるってもんだぜ。
しかしながら半分予想していたのだけど、結局浦メは食い物はそこそこにビールから始まって赤ワイン、白ワイン、焼酎のロックをダラダラと飲み、会員諸兄姉と歓談した。
というかより正確には、嫁が高歌放吟・歓談するのに引き込まれたと言ったほうがよかろう。私はハイテンションの嫁の近所でフンフンと相槌打つだけ。まるで大助花子の宮川大助状態だ。まさに「大助プレイ」である。しかも酒豪A井先輩は今回止むに止まれぬ事情でご欠席。ああ、どこかに酒のいける人はおらんか???

でも、この懇親パーテーにおいて、これまた15年以上も前からご高名はよく存じ上げていた「リボンの騎士・命」のY田さんや、会社重役にしてコアな手塚ニアン・O谷さん、手塚コレクター王・T田翁といった諸名士と親しくお話ができたのだ。これも十分すぎる収穫であった。
Y田さんは、イメージとして山の手のお嬢さんと思っていたんだが、やはりイメージ通りというか、「Y田嬢」と呼んで差し支えないと思った。
会社重役・O谷さんは、話し方がウチの本社の本部長によく似ていて笑ってしまった。
T田翁は、その柔和なお顔に刻まれた皺の1本1本に手塚作品名が印字されているような、そんな感じだった。(どんな感じや!!)

お楽しみ抽選会なんかを経て、楽しいひとときは御披楽喜となった。
その後、浦メは手塚プロの森資料室長、このたび『手塚治虫クラシック音楽館』を上梓された手塚プロアニメーター小林準治さん、マイミクでもあるI之お父さん、T橋氏、嫁の6名で高田馬場で飲み直し。テヅカな一夜は更けていったのであった。

大隈講堂 夜

大隈講堂 夜
大隈講堂

今年は手塚先生の生誕80周年というわけで、11月22日、早稲田大学大隈講堂で行われた手塚治虫ファン大会2008に参加しました。
2006年に復活したファン大会は今年で3回目になります。

【過去の手塚ファン大会レポート】

手塚治虫ファン大会【その1】
手塚治虫ファン大会【その2】
手塚治虫ファン大会【その3】
手塚治虫ファン大会【その4】

手塚治虫ファン大会2007【その1】
手塚治虫ファン大会2007【その2】
手塚治虫ファン大会2007【その3】

大隈講堂

会場外のテントは手塚関連書籍やファン大会限定グッズが販売され大盛況。

手塚ファン大会 テント

その奥で、手塚プロのアニメーター・小林準治さんのサイン会が行われていました。
一週間前に小林準治さんの新刊『手塚治虫クラシック音楽館』が発売されたばかり。
会場で販売された小林さんの新刊本はあっという間に売り切れたそうです。



手塚治虫クラシック音楽館 小林準治

小林さんに声をかけると、私の前にサインをしてもらっていた人から声をかけられました。
「高坂さんですか?」
「はい、田浦です」とわけのわからない受け答えをしてしまい(笑)。
いや~旧姓で呼ばれるなんてすごい久しぶりで(^^)
でも手塚ファンクラブへの投稿は旧姓の時代のほうが長いから、いまだに旧姓で呼んでくれる人はいるのです。
「手塚治虫のすべて」(←文字通り全ての手塚作品を網羅したデータベース!実は手塚関連の調べもので時々活用させていただいております。)のあっきーさんで、お会いするのは本当に10年ぶり。なつかしい~♪

小林準治さん

その後、小林準治さんに本を差し出すと
「何描く?」
「ルードウィヒ・Bをお願いします」
「大人のベートーベンになっちゃうよ」
「子供のルイがいいです」

ちょうど手塚紙袋にルイが描かれていたので、「見れば描けるんだよ」とそれを傍において描く小林さん。
「名前は田浦のりみでいい?」
「はい」

小林準治さん サイン

というわけで、『手塚治虫クラシック音楽館』にルイのイラストを描いていただきました。
手塚作品の中でも『ルードウィヒ・B』は特に好きな作品で、私がベートーベン好きなのもこの作品があってこそ。

小林準治さんといえば、5、6人から「新宝島のアニメの続きは無いんですか?」と聞かれたそうです。

手塚治虫ファン大会2008

会場に着いたのがギリギリだったので、席に着くとすぐプログラムが始まりました。
昨年までアニメ寄りだったのが不満だったのですが、丸山昭さん、水野英子さん、ちばてつやさん、石坂啓さん、三浦みつるさん。この5人の人選で一気にマンガ寄りになり、非常に手塚度の高いトークが展開されてよかったです。正直ファン大会の告知が出た時はゲストがなかなか決まらず心配していましたが、結果オーライ。秘蔵映像の「文作くん」CM(手塚先生が出演したワープロのCM)や幻のアニメ「ブレーブファイヤーS09」。ラストの鉄腕アトムの大合唱は最高に気持よかったです。と、めちゃ盛りだくさんなプログラムの内容を細かく書いていたら、後一週間はかかりそうなので、またのちほど。

そうそう、今年のカルトクイズでなんと私、準優勝しちゃいました♪
友人のほしおさんも準優勝。ほしおさんは一昨年のカルト王です。
一昨年と去年は手塚プロきっての手塚マニア・森資料室長からの出題だったので、トンでもなく難しかったのですが、今年はファン大会スタッフによる出題。私に言わせればそんなに難しい問題ではなかったのです(←強気発言・笑)。ただ、1問目の「アトム通貨は10万馬力=10円で買い物ができる」○か×か、で○にした人が8割。10馬力=10円なので10万馬力は引っ掛け問題なのですが、大勢の人がひっかかって座っちゃったもので…だから運がよかったというべきか。プレゼントは先日発売されたCD『手塚治虫、その愛した音楽』に手塚るみ子さんのサイン入りで贈られるそうです。のちほど郵便で届くらしく、今回は目録のみ戴きました。



手塚ファン大会 アトム

始まる前も休憩時間も終了後も、あっちこっちからたくさん声をかけられました(笑)。ニアミスばかりでなかなかお会いできなかった「銀色の王国」地下迷宮BLOG)のrikansさんともようやくお会いできました。

さらに懇親会では10年以上前のファンクラブ会誌でお名前はよく存じ上げているOさん、Tさん、Yさん、手塚先生のもとアシスタントのNさん、資料室のTさんなどなど。
古くからの手塚ファンにたくさん会えたことが今回の大収穫でした。
やはり手塚ファン同士の交流っていいものですね。

話に夢中で気付いたら料理が無く、ろくに食べられなかったので、小林さんや森資料室長、ほしおさん、ぬー坊さんと高田馬場の居酒屋に流れてさらに手塚トーク。DVDになっていない幻の手塚アニメの話でえらく盛り上がりました。

ああ、楽しかった。
年に一度はこういう手塚ファンの交流の場があればいいなあと思います。

大隈講堂 夜

大隈講堂 夜


(つづく)

【手塚治虫ファン大会2008 ブログレポートリンク集】

Tezka Macoto' 6D -手塚眞ブログ- FAN EVENT

ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』 手塚治虫フアン祭り
ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』 早稲田大学

あっきーの雑学ザックザク 手塚治虫ファン大会2008 in 早稲田
あなたもダメ連♪ ファン大会
地下迷宮BLOG 手塚ファン大会について書く前に
地下迷宮BLOG 手塚治虫ファン大会2008in早稲田
JJC漫画研究会 手塚治虫ファン大会2008に行ってきました!
いつもここから 続・お出かけしましたぁ
錨レインジャーズ ファン大会2008年!!!
ば○こう○ちの納得いかないコーナー 権利は○○○に及ぶ
四ツ葉社blog ファン大会後的な・・・。
acrobatic*sign 早大で迷いました
青空日和 空をこえて
仙珠 手塚治虫ファン大会

随時追加いたしますので、是非トラックバックください♪
11月22日(土)午前10:50~12:00
NHK「ぐるっと関西プラス」新・大人の遠足 関西いろいろ偉人伝
で小林一三特集があるようです。

2008.11.19 船場建築祭3
船場アートカフェの高岡伸一さんより「船場建築祭3」のお知らせいただきました。

船場建築祭3

船場アートカフェが毎年開催する「船場建築祭」、今年もやります3回目!
11月25日(火)~29日(土)の5日間。
今年は「まちのコモンズ」と題し、高麗橋2丁目という町をフィールドに、近代建築だけでなく、公開空地や老舗料理店、ギャラリーなど様々な空間を会場にイベントを開催します。
近代建築関係でいうと、
・26日(水)19:00~近代建築セミナー
・29日(土)10:30~高麗橋通まちあるきツアー
・29日(土)13:00~シンポジウム(会場が浪花教会)
他に創業1724年の老舗祝儀用品店「渋谷」から教わる水引体験教室や、あの高級料亭「吉兆」がふるまう餅つきなど、盛りだくさんの内容です。全て参加無料ですが、一部申込みの必要なものもあるのでお早めに。

詳しくはコチラ


▼浪花教会
浪花教会

▼旧シェ・ワダ 高麗橋ビルディング
シェ・ワダ
報告が遅れましたが、e-よこ界隈でええはがき展。メインの大阪証券取引所ビルでの展示は終わりましたが、お店、ミュージアムでの展示と本町橋での展示は11月末まで開催中です。

お店、ミュージアムでの展示は11月初めに展示替えをしました。私のええはがきは、生駒ビル北浜レトロ新井ビル(五感)で展示中です。

生駒ビルヂング ええはがき

生駒ビル

生駒ビル ウィンドウ

▼生駒ビルのウィンドウに私のええはがきと湯川さんの立体絵はがきを飾っていただきました。
生駒ビル ええはがき展示

▼ウィンドウの奥のほうにもこのイラストを大きめの額縁に入れて展示していただいています。
生駒ビル ウィンドウ

生駒ビルでは、湯川さんの立体絵はがきと私の絵はがきがもらえますし、ウィンドウは外からも眺められますので、是非お立ち寄りください。

北浜レトロ ええはがき

北浜レトロ

▼北浜レトロは1階入ってすぐのレジ横に飾っていただきました。
北浜レトロ ええはがき展示

新井ビル ええはがき

▼新井ビルではGOKANの2階喫茶室レジにて展示中です。
五感 ええはがき展示

近代建築の中でその近代建築の絵を展示できるってのはいいものです♪

e-よこ界隈でええはがき展は11月末まで開催。
生駒ビルはオーナーさんのご好意でもうちょっと長く展示できるかも。
大バンメンバーのまさきちさんよりお知らせいただきました。
大正末期に建築された、大阪市中央区の近代建築「伏見ビル」に新しいレストランがオープンしたそうです。以下、まさきちさんのレポート。

伏見ビル ユニック

アートアンドクラフトには珍しく、レストランのリノベーション工事をさせていただきました。

近代建築の一つ伏見ビルのフレンチレストラン『ラ・クロッシュ シェフズルーム』から、
若手のお弟子さんへバトンタッチ、
新しく『Unique ユニック』というレストランとしてオープンすることになりました。

伏見ビル ユニック

33歳の爽やかなムッシュの『ユニック』は、野菜の彩りが美しいアラカルトを
ガラスのお皿でいただける、気軽な、だけどビストロではないレストランだそうです。

わたしは個人的に前から伏見ビルとやさしい女性オーナーさんが大好きですが、
その伏見ビルに似合うお店をご提案というとで『本歌取り』に挑戦してみました!

伏見ビル ユニック

なんといってもシェフズルーム閉店からユニックのレセプションまでなんとたったの5日半。
よーいどん!で大工さんペンキ屋さんタイル屋さん電気屋さんが結集し、
わっしょいわっしょいと祭のようにお店を生まれ変わらせました。

伏見ビル ユニック

前のお店の素敵な部分を残しながら、若きムッシュに合わせたブルーをテーマカラーに、
タイルやアイアンを用いてアートアンドクラフトらしさも感じるフレンチレストランとなりました。
11月17日(月)にオープン。
ランチは1500円~、夜はアラカルトが中心なのでお気軽にいらしてくださいとのこと。

『本歌取り』ってなんのこと?を探りに、ぜひ足を運んでみてください★

アートアンドクラフトのニュース 竣工☆レポート レストラン 「Unique」より)


* Unique (ユニック) 
  大阪市中央区伏見町2-2-3 伏見ビル1階 06-6202-1129 (地図)
最寄り駅は「北浜」、「淀屋橋」からも歩けます!
 
「優しい建物」
ヴォーリズ建築を一言で表したら、「優しい」という言葉が一番しっくりくる気がします。
まだたくさんは見ていないのですが、ヴォーリズ建築を見るたび、ああ、優しい建物だなあ、といつも思います。

今回訪れたのはヴォーリズ六甲山荘。阪急六甲駅からバスにゆられること25分。六甲山はさすが「関西の軽井沢」と言われるだけあって、秋色に染まる山並みが本当に美しい。

森の中の隠れ家といった趣のヴォーリズ六甲山荘。
バス停・記念碑台からはたったの徒歩10分、なのですが、絶対案内地図が無いとたどり着けません。

ヴォーリズ六甲山荘

ヴォーリズ六甲山荘は、1934年に小寺家の個人別荘として建てられました。
アメニティ2000協会が今年の3月にナショナルトラスト方式で購入し、度々内覧会が行われています。今年最後の公開日が11月15日ということで、行ってきました。

ヴォーリズ六甲山荘

ヴォーリズ六甲山荘 照明

ヴォーリズ六甲山荘

ヴォーリズ六甲山荘(模型)

ヴォーリズ六甲山荘

ヴォーリズ六甲山荘 食堂

NHK マンガのゲンバ「美内すずえスペシャル!」

11月18日(火) 深夜24:00-39 [BS2] / 11月19日(水) 午後6:00-39 [BShi]

少女漫画界の巨匠・美内すずえさんがスタジオに登場!1976年に連載を開始した未完の超大作「ガラスの仮面」は、現在単行本42巻を数え、大ヒット作として美内すずえさんの評価を決定づけた。今年7月に待望の雑誌連載を復活させた「ガラスの仮面」を中心に紹介しながら、美内さんの徹底したエンターテイメント精神や、その土台を培った少女時代のエピソードなどを聞きだしていく。
2008.11.14 新港貿易会館
11月8日、神戸の近代建築散策ツアーに参加しました。港まち神戸を愛する会の中尾嘉孝さんによるガイドツアーで、参加者は20名ほど。これまで3回行われた連続講座「STUDIO Q2で知る神戸の近代化遺産」のまとめとして、神戸の近代建築を歩いてまわるというコンセプト。

午後1時に神戸市役所の花時計前に集合し、ゴールのスタジオQ2に到着したのが4時半。なかなかの長距離遠足です。神戸旧居留地の近代建築は、ほとんど見てまわっているのですが、
京橋~新港地区倉庫群~新港貿易会館・神戸税関・旧神戸生糸検査所
と未見の建物がコースに入っており、新港地区のほうまではなかなか足を運ぶ機会が無かったため参加しました。

新港貿易会館

今回のツアーで特に感激したのが、この新港貿易会館でした。オーナーさんのご厚意で中を見学、しかも屋上まで見せていただきました!

新港貿易会館

遠景からの写真を撮っていないのですが、全体に船のブリッジのようなデザインで、スクラッチタイル張りの外観です。1931年建築の現役テナントビル。船室を思わせる丸窓で、玄関や窓にはステンドグラスが使用されています。
新港貿易会館

▼船室風丸窓
新港貿易会館

▼玄関には素敵なステンドグラスが
新港貿易会館
 
京阪中之島線の開業にあわせて発行されている「月刊島民」の取材を受け、その記事が11月1日発行のvol.4に掲載されました。取材して下さった松本創さんも「手塚治虫と中之島は以前から書きたい話で、タイムリーかつ読者からもアクセスしやすい記事にできました」とおっしゃっていました。記者さんが手塚ファンであるかは実に重要で、やっぱり話が全部通じるのが嬉しいです。
「中之島が舞台の作品って『陽だまりの樹』と『がちゃぼい一代記』の他に何かありましたっけ?」
「『どついたれ』で高塚修が堂島川に原稿捨てるシーンがありました!」
なんて話で盛り上がったりしました。

月刊島民

中之島の面白さは、手塚治虫ストーリーと大阪の歴史や近代建築の「建物語」を縦糸と横糸の関係で語れること。しかも、このコースは中之島界隈を東から西に歩くだけで幕末から近未来までを旅することができる。
そんなわけで、中之島は今、私の中で一番熱いエリアです。

月刊島民
次のページで石原時計店の石原実さんも次ページに紹介されました。
「金三角」のモデルとうまく記事がリンクしました。

次号では石原時計店の特集が組まれる予定です。
月刊島民

京阪中之島線のHPで「月刊島民」のWEB版が読めます。是非ご覧下さい。

「月刊島民」配布場所一覧
京阪電車主要駅/京阪シティーモール/京阪モール/デリスタ天満橋店/ホテル京阪天満橋/ホテル京阪京橋/ブックファースト梅田店/旭屋書店本店/旭屋書店梅田地下街店/旭屋書店堂島地下街店/梅田ヒルトンプラザ店/リブロ梅田阪神店/ブックファースト淀屋橋店/文教堂書店淀屋橋店/福家書店淀屋橋店/天牛堺書店大江橋店/紀伊国屋書店本町店/ジュンク堂書店天満橋店/アバンティBC OMMビル店/紀伊国屋書店京橋店/府立中之島図書館/専門学校中の島美術学院/朝日カルチャーセンター/大阪大学中之島センター/大阪倶楽部/大阪国際会議場/市立すまいの情報センター/大阪商工会議所/宗是そば/喫茶大大阪/ネイルサロンスアンナ/N4タワーマンションパビリオン/なんば所t源カルチャーコーナー その他、取材協力先
10月18日に行った手塚治虫ゆかりの地ツアー。このまちあるきツアーにあわせて、大阪商工会議所より「大阪発見まちあるきツアーマップ 手塚治虫と大阪」を発行いたしました。適塾、除痘館跡、石原時計店、朝日ビルディング、毎日新聞社本社ビル跡、大阪市立科学館、大阪大学跡など船場、中之島界隈に残る手塚治虫ゆかりの地をまとめた私の渾身作。PDFファイルをWEB掲載いたしましたので、是非ご覧下さい。

▼画像をクリックでPDFファイルをダウンロード
大阪発見まちあるきツアーマップ 手塚治虫と大阪

10月18日は私の手塚治虫ゆかりの地ガイドツアーの他、高岡伸一さんによる大大阪モダン建築ツアー、三休橋筋愛好会による三休橋筋ツアー、e-よこ会による東横堀川クルーズ&ウォークが行われました。どのツアーも定員を超える申込みがあり、大盛況、大成功のうちに終了いたしました。

大阪発見まちあるきツアーマップ

オルタデザインさんにデザインいただき、4コースそれぞれのマップを作成。
4つ並べると綺麗でしょ。
マップが欲しい方は大阪商工会議所地域振興部へ。

大阪商工会議所 地域振興部
Tel:06-6944-6323 Fax:06-6944-6330
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8

「虫マップ ―手塚治虫ゆかりの地を訪ねて―」「大オオサカまち基盤」それぞれのHPより「大阪発見まちあるきツアーマップ」をダウンロードできます。

「大阪発見まちあるきツアーマップ 手塚治虫と大阪」 (PDFファイル)
「大阪発見まちあるきツアーマップ 船場近代建築じっくりめぐり」 (PDFファイル)

※二次配布、無断転載は禁止いたします



■本日発行の「月刊島民」vol.4 P.18ナカノシマニアに私の記事が掲載されました。またP.19には石原時計店の石原実社長も掲載されています。京阪電車の主要駅で無料で入手できるフリーペーパーですので是非ご覧下さい。(淀屋橋、北浜、京橋では「月刊島民」の固定ブースがありました。あと中之島線の駅では全ての駅で取り扱っていると思います。)