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2009.03.29
豊中に手塚キャラ銅板パネル設置

手塚治虫先生誕生の地・豊中に手塚キャラの銅板パネルが設置されました。場所は「豊中市すこやかプラザ」2階。今日はそのオープニングセレモニーというので行ってきました。
朝10時より開館式が行われ、市の関係者や豊中市民など大勢の人で賑わっていました。ひととおり豊中市の関係者の挨拶が終わった後、なんと手塚プロの松谷孝征社長が登場してびっくり。後で少しお話もできて、今日行けたことは大ラッキーでした♪

開館式典が終わった後、2階へ移動し、銅板パネルの除幕式が行われました。
豊中市の淺利市長、市議会議長、手塚プロの松谷社長の三人が除幕。


今回設置された銅板パネルです。

銅板のデザインに採用されたのは、1988年10月31日、豊中市立第三中学校で手塚先生が講演された際に描かれたイラストです。池田師範附属小学校の同級生・大森俊祐先生が校長先生を務めていた三中の校長室で描かれたもので、亡くなられる101日前の講演でした。(講演内容はCD「手塚治虫の遺言」に収録)手塚先生の最晩年の写真としてよく使用されているのがこの時校長室で撮影された写真です。
参照:紙の砦:手塚治虫と通年動員~大阪石綿を共に


豊中市すこやかプラザ
豊中市岡上の町2-1-15
開館 午前9:00~午後5;15
休館 土、日、祝日、休日、12月29日~1月3日
今日の手塚キャラ銅板パネルの除幕式の様子が明日の読売新聞朝刊(大阪北摂版)に掲載されるそうです。
また、「広報とよなか」4月号の最終ページに「手塚治虫さんのメッセージ」というタイトルで、今回の「すこやかプラザ」の銅板設置のニュースが報じられています。豊中市立第三中学校で講演される手塚先生の写真が掲載されています。
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2009.03.28
手塚赤塚特集
2009.03.25
シンポジウム「大阪中央郵便局舎をもっと良く知ろう!」
お知らせがギリギリになってしまいましたが、明日、大阪中央郵便局の保存を考えるシンポジウムが開催されるそうです。

東京の中央郵便局をめぐる報道から波及して、注目を集める大阪の中央郵便局ですが、保存問題に関して下記の催しが開催されます。
「中央郵便局ってどこが良いのかもうひとつ分からない」
と感じている方は是非参加してみてください。
「大阪中央郵便局舎をもっと良く知ろう!」
日 時:平成21(2009)年3 月26 日(木) 18:00~20:00(17:30 受付開始)
会 場:大阪市立大学文化交流センター 大阪駅前第2ビル6階(06-6344-5425)
参加方法:当日自由参加
講演と報告
・中央郵便局保存の意義 橋本健治 (神戸大学 、立命館大学非常勤講師、 J IA近畿支部保存再生部会長 )
・中央郵便局の建物について 橋寺知子(関西大学准教授、近代建築史)
・東京中央郵便局の現況 南 一誠(芝浦工業大学教授、日本建築学会総務理事)
・会の設立と経過 長山雅一(流通科学大学教授、日本考古学、歴史学)

東京の中央郵便局をめぐる報道から波及して、注目を集める大阪の中央郵便局ですが、保存問題に関して下記の催しが開催されます。
「中央郵便局ってどこが良いのかもうひとつ分からない」
と感じている方は是非参加してみてください。
「大阪中央郵便局舎をもっと良く知ろう!」
日 時:平成21(2009)年3 月26 日(木) 18:00~20:00(17:30 受付開始)
会 場:大阪市立大学文化交流センター 大阪駅前第2ビル6階(06-6344-5425)
参加方法:当日自由参加
講演と報告
・中央郵便局保存の意義 橋本健治 (神戸大学 、立命館大学非常勤講師、 J IA近畿支部保存再生部会長 )
・中央郵便局の建物について 橋寺知子(関西大学准教授、近代建築史)
・東京中央郵便局の現況 南 一誠(芝浦工業大学教授、日本建築学会総務理事)
・会の設立と経過 長山雅一(流通科学大学教授、日本考古学、歴史学)
2009.03.20
「おビル見」はいかが?

大阪名品喫茶大大阪で行われた「スナック大大阪」初日は大盛況でした。

店内には戦後建築の写真がズラリ。
でも私が「えっ、今日って写真貼ってるだけですか?」と言ったら
「だけって言うなーだけって。」と高岡さん。
いや、実は去年やったビル自慢大会みたいに高岡さん&阪口さんたちが戦後建築のスライドショートークやるのかなと思っていたもので…。
マスター阪口&マスター高岡(笑)。

で、“ひとり石原時計店コバン”の私は「写真持ち込みOK」と聞いてきたので、「石原時計店物語」のプレゼン資料写真を用意し、パソコンまで持って来ていたのでした。それで、せっかくなので大バンの唯ちゃんと神戸のフランキー中尾さんなどを相手にスライドショートーク(笑)。結局、開店の夜7時から閉店の夜10時までひたすら建築談義で盛り上がるという楽しい時間を過ごさせていだだきました。
※石原時計店の歴史ページ少し更新したので見てみてください。江戸時代の「石原時計司」の写真を追加し、画像拡大できるようにしました。またのちほど資料追加予定です。

相変わらずお酒が飲めないのでスナックですがジュースです。

BMCコースター

それにしても、喫茶大大阪にしても大バンの取り組みにしても、こうやって近代建築で遊ぶ、お祭り騒ぎを楽しんでいることこそが大バン流の保存活動だよなあ、と思うのです。ダイビルが取り壊される運命は回避しようがないし、それに対してなにか抵抗しようとか、保存署名を集めるとかそういったことは一切しない。だけど、建物の魅力をこういうイベントで取り壊される前に発信できるって、実はすごいことじゃないかと思うのです。
さて、そんなゆるいゆるい活動をしているBMCよりお知らせいただきました。
おビル見はいかが?
は?おビル見??

お花見ならぬおビル見!
いや~相変わらずゆるいなー(笑)。
ダイビルに続き取り壊しが決まっている新ダイビルの屋上でランチしながらビルを見る企画です。
新ダイビルの羊に会いたい人は集合だ!
2009.03.18
近鉄百貨店阿倍野店

いよいよ明日で旧館が閉館される近鉄阿倍野店。
見納めのためカメラを手に行ってきました。
堺市にある学校に通っていたので、中高生時代は毎日ここの前を通っていました。

村野藤吾の建築ってここのところすごいスピードで姿を消していっていますね…。
やっぱり戦後建築って、その良さが分かりづらいんだろうなあ…。


村野藤吾デザインの葡萄唐草文様はシンプルな外観の中に自己主張しすぎない華やかさを感じます。



こんなに綺麗なモザイクガラスがあったのですね!

2009.03.16
新聞でご紹介いただきました
先日ゲストスピーカーとしてお話をさせていただいた、「上町台地100人のチカラ!」の様子を今日の産経新聞の夕刊の「感・彩・人コラム」でご紹介いただきました。
平成21年3月16日付け産経新聞夕刊 (関西版)4面

平成21年3月16日付け産経新聞夕刊 (関西版)4面

2009.03.15
「スナック大大阪」大阪名品喫茶大大阪のファイナルナイト
ダイビルの解体に伴い、大阪名品喫茶大大阪が4/11に閉店します。
その閉店前のさよならイベントとして、5日間日替わりマスターが『スナック大大阪』として夜間に特別オープン!最終日は是が非でも行きたいなあ。

営業時間 19:00~22:00
メニュー 珈琲、ジュース、ビール、サントリー角、おつまみ
夜間入り口について:18時以降は北側玄関は閉鎖されております。
東側の夜間通用口をご利用ください。
3月19日(木)
マスター 高岡伸一・阪口大介
建築家にして『大大阪モダン建築』の編著者。近頃はめっきり70年代の渋ビルに夢中の高岡氏と、渋ビル発掘の盟友阪口氏が繰り広げる「ビルマニアナイト」グルーヴィーなビル写真にビル談義で盛り上がる!自慢のビル写真をお持ちいただいてもOK。
3月28日(土)
マスター 服部滋樹
ご存じ日本が誇るクリエイターgrafを代表する氏が、今宵は喫茶大大阪のご近所さん代表としてマスターデビュー!実は大大阪珈琲のファンでもあります。クリエイターの目から見た大大阪の思いでを語ってもらいましょう。
4月3日(金)
マスター 伊達伸明
「建築物ウクレレ化保存計画」!?
解体される数々の建物をウクレレ化してきた美術家の氏が、喫茶大大阪をウクレレにしようと企んでいます。
当日は実演もあり??これまで保存されたウクレレも紹介しちゃいます。
4月9日(木)
マスター 石原卓
お店一番の常連客 編集企画会社「クエストルーム」の代表であり、マジシャンでもある氏が、自ら運営するスナック北新地yodareの「大大阪@farewell」としてお店に登場!手品あり、バンドありで盛り上がること必至のはず!
4月11日(土)
マスター 中谷ノボル
ホントにホントの最終日!喫茶大大阪を運営するアート&クラフト代表の中谷と店長吉崎かおりのファイナルナイト。これまでの感謝をこめて、お客様をお迎えします。常連さんからスタッフまで全員集合だ!
その閉店前のさよならイベントとして、5日間日替わりマスターが『スナック大大阪』として夜間に特別オープン!最終日は是が非でも行きたいなあ。

営業時間 19:00~22:00
メニュー 珈琲、ジュース、ビール、サントリー角、おつまみ
夜間入り口について:18時以降は北側玄関は閉鎖されております。
東側の夜間通用口をご利用ください。
3月19日(木)
マスター 高岡伸一・阪口大介
建築家にして『大大阪モダン建築』の編著者。近頃はめっきり70年代の渋ビルに夢中の高岡氏と、渋ビル発掘の盟友阪口氏が繰り広げる「ビルマニアナイト」グルーヴィーなビル写真にビル談義で盛り上がる!自慢のビル写真をお持ちいただいてもOK。
3月28日(土)
マスター 服部滋樹
ご存じ日本が誇るクリエイターgrafを代表する氏が、今宵は喫茶大大阪のご近所さん代表としてマスターデビュー!実は大大阪珈琲のファンでもあります。クリエイターの目から見た大大阪の思いでを語ってもらいましょう。
4月3日(金)
マスター 伊達伸明
「建築物ウクレレ化保存計画」!?
解体される数々の建物をウクレレ化してきた美術家の氏が、喫茶大大阪をウクレレにしようと企んでいます。
当日は実演もあり??これまで保存されたウクレレも紹介しちゃいます。
4月9日(木)
マスター 石原卓
お店一番の常連客 編集企画会社「クエストルーム」の代表であり、マジシャンでもある氏が、自ら運営するスナック北新地yodareの「大大阪@farewell」としてお店に登場!手品あり、バンドありで盛り上がること必至のはず!
4月11日(土)
マスター 中谷ノボル
ホントにホントの最終日!喫茶大大阪を運営するアート&クラフト代表の中谷と店長吉崎かおりのファイナルナイト。これまでの感謝をこめて、お客様をお迎えします。常連さんからスタッフまで全員集合だ!
2009.03.14
映像でたどる手塚治虫の軌跡
今日のレポートも私はサボって夫のミクシィ日記よりコピペします。
宝塚のソリオホールで開催された「手塚治虫生誕80周年記念~映像でたどる手塚治虫の軌跡」に参加した。
2部構成で、第一部はNHKで過去に放送した手塚治虫関係の番組上映。第二部はゲストを招いてのパネルディスカッション。
浦メはNHKで過去に放送された、なんていうからてっきり「手塚治虫創作の秘密」をやるのかと思っていた。だとしたら、もう何回も見てるからなぁ・・・なんて考えたが、上映されたのは昭和54年放送の「わたしの自叙伝『手塚治虫こども漫画33年』」であった。
これは、浦メは初見である。嫁に言わせると、手塚特番でよく流れているそうだが。録るだけ録って、まだよう見てないのがゴロゴロあるから、浦メは知らない。
だが、浦メは昨夜退職する社員の送別会で帰宅が午前3時前だったもんだから眠くて眠くて・・・ついウトウトとしてしまった。
だけれどもラスト近く、手塚先生が「もっともっと僕を批判してほしい。そこから僕もまたがんばって、新しい手塚治虫が生まれるから」というくだりは、目も覚めてしっかり見た。感動した。
なんてポジティブなんだろう。なんというモチベーションの高さだろう。これが手塚先生のパワーなのだと改めて認識させられた。
続いて上映されたのは昭和58年放送の「この人 手塚治虫ショー」。これは何回か見た。いつ見てもラストで手塚先生が鉄腕アトムを独唱するシーンは腋の下に汗が滲む。
第二部のパネルディスカッションは、村上知彦さんのコーディネートでタカラヅカの演出家・草野旦氏、手塚先生のご令嬢・るみ子さん、エディター&ライター・中野晴行さん、そして漫画家・萩尾望都さんが登壇。
中野さんがパワー全開で宝塚について、リボンの騎士について、手塚先生について、ワンマンショーの如く語りまくっていた。勢いあまって宮崎駿の名まで飛び出し、場内のそこかしこから苦笑が。
ディスカッション全体の内容自体は今までに何度となく語られたもので、ほぼすべて既知の内容であった。でも、改めてライブで聴くとやっぱり面白い。
萩尾望都さんが漫画家になる決意をさせた『新選組』の話になって、萩尾さんがディスカッションの最中なのに、主人公・深草丘十郎LOVEの妄想に入ってしまったのもおかしく、かつ「感動」した。
この齢になって(失礼)、まだあんなにLOVEモードに入れるとは。やはりこういう人が漫画家としてずーっとやっていけるんだろうな、とフト思った。
村上先生の司会進行も、安心感があって良かった。これは恐らく村上先生のあの優しそうな笑顔と落ち着いた喋りによるところが大であろう。癒し系やな~と思ってしまった。
るみ子さんも、いっとき髪を銀色にしたりして、アンドロメダ宇宙人か、なんて思ったこともあったが、最近は普通のスタイルである。今日も落ち着いたスタイルであった。
草野さんが「控え室でお会いしたときに涼風真世かと思った」と仰られたが、なるほど確かにそうかもしれんな。目元なんかは似ている。るみ子さんは可愛い顔しているからな。
今日の模様は、5月3日にNHK教育で放送されるそうである(日曜フォーラム18:00から19:00)。興味のある方はご覧を。
嫁さんがパネラーの言い間違いを糺す声が入っているかも。
これも、さきほどの手塚先生のアトム独唱並みに、浦メは腋の下に汗が滲んでしまった。
宝塚のソリオホールで開催された「手塚治虫生誕80周年記念~映像でたどる手塚治虫の軌跡」に参加した。
2部構成で、第一部はNHKで過去に放送した手塚治虫関係の番組上映。第二部はゲストを招いてのパネルディスカッション。
浦メはNHKで過去に放送された、なんていうからてっきり「手塚治虫創作の秘密」をやるのかと思っていた。だとしたら、もう何回も見てるからなぁ・・・なんて考えたが、上映されたのは昭和54年放送の「わたしの自叙伝『手塚治虫こども漫画33年』」であった。
これは、浦メは初見である。嫁に言わせると、手塚特番でよく流れているそうだが。録るだけ録って、まだよう見てないのがゴロゴロあるから、浦メは知らない。
だが、浦メは昨夜退職する社員の送別会で帰宅が午前3時前だったもんだから眠くて眠くて・・・ついウトウトとしてしまった。
だけれどもラスト近く、手塚先生が「もっともっと僕を批判してほしい。そこから僕もまたがんばって、新しい手塚治虫が生まれるから」というくだりは、目も覚めてしっかり見た。感動した。
なんてポジティブなんだろう。なんというモチベーションの高さだろう。これが手塚先生のパワーなのだと改めて認識させられた。
続いて上映されたのは昭和58年放送の「この人 手塚治虫ショー」。これは何回か見た。いつ見てもラストで手塚先生が鉄腕アトムを独唱するシーンは腋の下に汗が滲む。
第二部のパネルディスカッションは、村上知彦さんのコーディネートでタカラヅカの演出家・草野旦氏、手塚先生のご令嬢・るみ子さん、エディター&ライター・中野晴行さん、そして漫画家・萩尾望都さんが登壇。
中野さんがパワー全開で宝塚について、リボンの騎士について、手塚先生について、ワンマンショーの如く語りまくっていた。勢いあまって宮崎駿の名まで飛び出し、場内のそこかしこから苦笑が。
ディスカッション全体の内容自体は今までに何度となく語られたもので、ほぼすべて既知の内容であった。でも、改めてライブで聴くとやっぱり面白い。
萩尾望都さんが漫画家になる決意をさせた『新選組』の話になって、萩尾さんがディスカッションの最中なのに、主人公・深草丘十郎LOVEの妄想に入ってしまったのもおかしく、かつ「感動」した。
この齢になって(失礼)、まだあんなにLOVEモードに入れるとは。やはりこういう人が漫画家としてずーっとやっていけるんだろうな、とフト思った。
村上先生の司会進行も、安心感があって良かった。これは恐らく村上先生のあの優しそうな笑顔と落ち着いた喋りによるところが大であろう。癒し系やな~と思ってしまった。
るみ子さんも、いっとき髪を銀色にしたりして、アンドロメダ宇宙人か、なんて思ったこともあったが、最近は普通のスタイルである。今日も落ち着いたスタイルであった。
草野さんが「控え室でお会いしたときに涼風真世かと思った」と仰られたが、なるほど確かにそうかもしれんな。目元なんかは似ている。るみ子さんは可愛い顔しているからな。
今日の模様は、5月3日にNHK教育で放送されるそうである(日曜フォーラム18:00から19:00)。興味のある方はご覧を。
嫁さんがパネラーの言い間違いを糺す声が入っているかも。
これも、さきほどの手塚先生のアトム独唱並みに、浦メは腋の下に汗が滲んでしまった。
2009.03.12
郵便局のファサード保存
なにかと話題の東京・大阪の両中央郵便局。

装飾が無く、グレーのタイル貼りの大阪中央郵便局。阪急コンコースのような壮麗さは全く無いので、その建築的価値は一般の人にはなかなか伝わらないと感じます。
かくいう私も大阪中央郵便局をかっこいいなあ、と思えるようになったのはごく最近のことです。DOCOMOMO建築100選の写真展に大阪中央郵便局の内部写真が展示されていて、あれっ!?この建物ってこんなに窓が広くて綺麗だったんだ、と思ったのがこの建物の良さに気づいた最初でした。


大阪中央郵便局が建てられた1939年という年は戦争が始まる直前なので、装飾も少ないしタイルも目立たない色が多いんですよね。ちなみに淀屋橋の石原ビルディングと同い年なのです。そういう意味でも1940年に限りなく近い年に建てられた建物ってのは、その建築的価値を理解してもらうのは結構難しいと感じます。

で、こちらは一躍トキの建物となった東京中央郵便局。
何度か建築関連のシンポジウムでも話題になっていたので、気になってはいたのですが、あのニュースがあるまで、もう工事に入って壊されているなんて全く知りませんでした。
上京した際、夫と友人を待たせてちょっと写真撮ってくるとササッと撮っただけだったので、2枚しか撮っていない。こんなに早く無くなるなら中も見ておくんだった。

やっぱり、近代建築ファンとしては焼き鳥よりは剥製のほうがまだマシと思います。
ファサード保存というやり方は良し悪しはあると思いますが、折衷案としては有りだと思います。
大阪のほうもせめて焼き鳥じゃなくて剥製の道を選んで欲しいんやけどなあ…。もう焼き鳥確定なんでしょうかね(^^;)
しかし、それでも東京の工事がストップし、大阪も見直しのニュースには正直驚きました。
あれだけ建築学会から保存要望書が何度も出されているにも関わらず、その願いもむなしい状況だったのに、まさにトキの一声というか鳩の一声というか(笑)。

ただ、中を一度も見ることないまま工事が始まっちゃったことが返す返すも残念。
うーん、4月に上京するまでこのままの状態でストップしてくれてるといいんだけどなあ…。

装飾が無く、グレーのタイル貼りの大阪中央郵便局。阪急コンコースのような壮麗さは全く無いので、その建築的価値は一般の人にはなかなか伝わらないと感じます。
かくいう私も大阪中央郵便局をかっこいいなあ、と思えるようになったのはごく最近のことです。DOCOMOMO建築100選の写真展に大阪中央郵便局の内部写真が展示されていて、あれっ!?この建物ってこんなに窓が広くて綺麗だったんだ、と思ったのがこの建物の良さに気づいた最初でした。


大阪中央郵便局が建てられた1939年という年は戦争が始まる直前なので、装飾も少ないしタイルも目立たない色が多いんですよね。ちなみに淀屋橋の石原ビルディングと同い年なのです。そういう意味でも1940年に限りなく近い年に建てられた建物ってのは、その建築的価値を理解してもらうのは結構難しいと感じます。

で、こちらは一躍トキの建物となった東京中央郵便局。
何度か建築関連のシンポジウムでも話題になっていたので、気になってはいたのですが、あのニュースがあるまで、もう工事に入って壊されているなんて全く知りませんでした。
上京した際、夫と友人を待たせてちょっと写真撮ってくるとササッと撮っただけだったので、2枚しか撮っていない。こんなに早く無くなるなら中も見ておくんだった。

やっぱり、近代建築ファンとしては焼き鳥よりは剥製のほうがまだマシと思います。
ファサード保存というやり方は良し悪しはあると思いますが、折衷案としては有りだと思います。
大阪のほうもせめて焼き鳥じゃなくて剥製の道を選んで欲しいんやけどなあ…。もう焼き鳥確定なんでしょうかね(^^;)
しかし、それでも東京の工事がストップし、大阪も見直しのニュースには正直驚きました。
あれだけ建築学会から保存要望書が何度も出されているにも関わらず、その願いもむなしい状況だったのに、まさにトキの一声というか鳩の一声というか(笑)。

ただ、中を一度も見ることないまま工事が始まっちゃったことが返す返すも残念。
うーん、4月に上京するまでこのままの状態でストップしてくれてるといいんだけどなあ…。
2009.03.04
上町台地で「手塚治虫と大阪」を語る

3月3日ひなまつりの日の夜、「上町台地100人のチカラ!」のゲストスピーカーとして私がお話しさせていただく機会をえました。場所は地域交流スペース 結。
テーマはもちろん「手塚治虫と大阪」です。
このお話をくださったのは、仕事でもお世話になっているHさん。
大バンメンバーAさんの結婚式で彼女の長年の友人であるHさんにお会いした際に依頼されたのでした。
「田浦さんワールドそのままでいいですからお話しください」との旨。
「まちあるきでガイドしながらなら話せるんですが…」
と躊躇する私に、その場に居合わせた大バンの高岡さんの一言。
「大丈夫だよ。歩きながら喋るか止まって喋るかだけの違いやから。」
初めて近代建築のガイドをすることを決めた時も、再びガイドコバンとしてガイドをすることになり、手塚治虫ゆかりの地ツアーを実現までした時も、高岡さんの一言は、私が迷っている時にうまく背中を押してくれているような気がします。
人前で“講演”なんてしたことがなかったのですが、10人程度の小さな勉強会でパワーポイントも使えるということでお引受けしました。
なにせ人前でゲストスピーカーとして話すのは初めてだったので、配布資料とパワーポイントと自分用の原稿はしっかり作りこんでいきました。だいたい1時間くらいで、というお話だったのですが、7時から開始して終わったのが9時前。2時間近く一人で喋りつづけたことには我ながら驚きました(笑)。

「上町台地からまちを考える会」ということで、昭和20年代、たくさんの出版社が立ち並んび、『新宝島』などの赤本が戦後漫画の出発点となった松屋町の話から始めました。適塾、石原時計店、電気科学館、朝日会館、そして最後に『紙の砦』で描かれた梅田、今はなき旧阪急梅田駅コンコース、『アドルフに告ぐ』や『ブラック・ジャック』に描かれている阪急百貨店のことで話を締めました。

現地でガイドすることは臨場感があるので、それも楽しいのですが、パワーポイントを使っての説明は、なんといっても図版と写真を交互に見せながら話せるというメリットがあります。特に適塾の写真と『陽だまりの樹』のカットとを並べて見せたのはなかなか好評でした。このパワーポイントファイルは我ながら力作なので、またどこかで披露できる機会があればいいなと思います。

素敵なひなまつりの夜を過ごさせていただきました。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。
2009.03.01
芝川ビルライトアップ実験

芝川ビルで近代建築のライトアップの実験が行われました。
私は大バンメンバーとして出席。
実験にしてはめちゃ完成度が高くてびっくり★
連写した写真を繋いでGIFアニメを作ってみました。


※今回のはあくまで実験で、この記事を見て慌てて芝川ビルを見に行っても見れませんが(笑)、芝川ビル公式サイト「建物語」で映像が公開さていますのでご覧ください。


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