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先日アップした8月4、5日の江戸表下向始末の続き。

江戸下向の際の定宿・東京グリーンパレスで、いつものブレックファーストバイキング。
そしてこれまたいつも通り、ほぼすべての料理を少しずつ皿に乗せてたいらげる。中国人旅行客の爆買いに対して、浦メのは爆食だ。
嫁に至っては、オニオンスープをお替りしておった。
バイキングをいいことに、相変わらずj地獄の餓鬼か、ワシらわ!!

部屋に戻り、チェックアウトが11時とレイトなんで少し朝寝す。
のそのそとチェックアウトした後、嫁はんが「これから明治神宮外苑に行くでぇ」
神宮外苑とはまた珍しい。なんでや?
そこに<聖徳記念絵画館>があるから、それを観に行くという。
明治天皇の誕生から逝去までに起きた日本の事件&天皇の事績を描いた日本画・洋画を80点ばかり展示しているという。
なんだこやつ、いつの間に国粋主義に走りやがったんだ?と思いきや、絵画館が「近建」、即ち近代レトロ建築だからだ。
なるほど左様か。

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ホテルにアデューして日テレ通りを市ヶ谷へ。
市ヶ谷から国鉄で信濃町へ出た。
それにしても大江戸も朝から暑いのなんの。
流石に外苑の森林道はやや涼しかったが、絵画館の前に出ると直射日光浴びまくりや。

で、この絵画館、かなり威風堂々とした重厚な建物で結構な迫力だ。
近代レトロ建築に興味のない浦メでも、感心しちまったぜ。

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入口で二人分の施設維持協力金(拝観料)を払うと、係のオジサンがカチンコチンに凍らせたおしぼりを4本(ひとり2本)渡してくれた。
お、気前がいいじゃねえか♪
と思いきや、なんと館内はクーラーがなく、各所に設置された扇風機が回っておるだけであった。
だからせめてもの熱さ凌ぎで、冷しぼのプレゼントやったのか。
しかし幾らだだっ広い館内でも、扇風機だけだとこりゃ暑い。

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絵画の方は、もちろん明治天皇中心なんだが、勝海舟と西郷隆盛の江戸城無血開城談判など、教科書で見覚えのある絵も何点かあり、また各作品の解説板に、その当時の国内外ニュースが掲載されていて、改めて近代日本史のおさらいになった。

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館を辞してまた市ヶ谷へ。
上智大学を右手に見やりながら麹町の方へズンズンと進む・・・と書きたいところだが、なんせ暑ぅて暑ぅて、ズンズンではのぉてヨタヨタとヨロメキ歩いた。

次の目的地は紀尾井町の文藝春秋社。
手塚先生の『アドルフに告ぐ』で手塚番をされてた編集者氏に、嫁が当時の連載にまつわるあれこれをインタビューするため、アポを取っていたわけ。
だから昼前の聖徳記念絵画館は、チェックアウトからアポ時間までの“つなぎ”だったわけ。

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文藝春秋のビルに入るのは生まれて初めて。なんとうちの本社と、目と鼻の先にあった。
1階のサロンに通され、たまたまだが菊地寛のブロンズ胸像の隣の三人席でお茶しながら、当時の原稿争奪戦の様子などを拝聴する。
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小学館の『陽だまりの樹』と重なっておったので、小学館の館ヅメ先にアシスタントだけ行かせて、先生御本人は文春が別の場所に隔離。
氏が当時の手塚プロマネージャーと計らって「先生どこに消えたんでしょうかねえ?困ったなぁ」と小学館手塚番の目の前で小芝居を打った話、
原稿が上がらなくて腹立って、手塚プロ近所にあった映画館に行って映画を観てたら、前の方の席にベレー帽を発見した話など、色々面白い逸話が聞けた。
ついでに昨今話題の又吉の話題に飛んだりして、なかなか有意義な約2時間であったわい。
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帰りがけ、折角なんでうちの本社を「誰か出てきたらどうしよう?」なんて少しドキドキしながら外から眺め、踵を返してグリーンパレスへ。

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チェックアウトはしたんだけど、重たいからそれぞれのキャリーバックを預かってもらっていたのだ。
兎に角暑かったのと、チェックアウト後も荷物を預かってもらった御礼も兼ねて、ホテルのレストランで冷たい稲庭うどん定食を戴いた。
ティータイムだから当然お茶やケーキが主なんだけど、なぜか稲庭うどんもあったのだ。ちめたい麦酒と共に戴いたのは言うまでもない。

品川まで出て、これまた江戸下向時の帰途の定番、駅構内ショッピングモールでつばめグリル謹製ハンバーグ丼を買う。
朝食バイキングと稲庭うどんで腹一杯にもかかわらず、のぞみ車内でたいらげちまった。
もうさすがに満腹だわい。この小旅行でまた体重増えたな・・・。

それにしても、九段下~麹町~市ヶ谷~信濃町~麹町~品川と、えらい移動範囲の狭い2日間であった。
電車移動時間でいうならば、浦メの家の最寄り駅~淀屋橋~梅田~難波~淀屋橋~自宅最寄り駅・・・ぐらいの感覚かな。
わざわざ東京まで行ってさ(苦笑)
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8月4日、5日と上京。なんと約9か月ぶりの上京。
しかし、毎度上京の用事がすべて手塚関連というのもナンなんですが、今回も手塚な二日間でした。
というわけで、夫の日記より転載レポ。

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8月4日(火)。夏休み期間を利用して久々の上京である。
朝日ソノラマでソノシートを大ヒットさせた仕掛人・橋本一郎氏が、少年画報社から『鉄腕アトムの歌が聞こえる~手塚治虫とその時代~』を上梓され、その出版パーテーが江戸は九段下・ホテルグランドパレスで開催されるためだ。
当然、橋本氏はウチの嫁はんのお知り合い。浦メはそれにノコノコついて行ったのだ。

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ソノシート・・・この言葉の響きに得もいわれぬ郷愁を抱くのは、浦メのやうなオーバー40から上の世代であろう。
浦メも「宇宙猿人ゴリ・怪獣列車を阻止せよ」とか「快傑ズバット」「ウルトラマンレオVSカリメロVS魔女っこメグちゃん」「仮面ライダーVSショッカー再生怪人軍団」「強いぞがんばれミラーマン」なんてのを所有している。
尤も残念ながらいずれもソノシート本体のみで、ジャケットというかライナーノーツというか、ソノシートが収まっていた絵本自体は無いもんだから、まんだらけに持って行っても二束三文だが・・・。

それはいいんだが、嫁がドレスコードがどうのこうのとか、スーツかジャケットで行かんかい、とか小うるさく言うもんだから、この「猛暑×酷暑+日差し」なエブリデーにも関わらず、ダークスーツで参加。
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いや暑い暑い。大阪は最高気温が39℃オーバーだったりするのに対して、ビテレのニュースを観る限りでは江戸表は35℃やから少しはマシかいなと思いきや、
「暑いもんは暑い!美味いもんは美味い!(by鶴瓶)」
やがな!!

嫁が実に珍しいことに、予定起床時間よりも早くに起きよったため、なんとパーテー開始の15分ぐらい前にテルホに到着。
なんという奇跡だ!
いつもイヴェント事にあっては、よくて時間ギリギリ、通常は遅刻常習やのに・・・嫁はん大丈夫かいな???暑さで頭がおかしくなってもうたか?

暑いけど忍び難きを忍び、耐え難きを耐えて黄色いアトムネクタイをギュッと締め、23階の会場であるラウンジにGO。
入り口でマンガフリークの駸々堂さんと合流。
赤いシャツに黄色いタイという出で立ちで、浦メは思わず「ルパン三世みたいですね~♪」
まあかく申す浦メもスーツ上下にまたしても黒いグラサンをかけて間久部緑郎を気取ってたんだが・・・。

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受付近くには手塚プロの松谷社長、古徳重役が。
社長は、かりゆしみたいな涼しげなカジュアル姿。古徳重役もノージャケットにノーネクタイの開襟シャツ姿だ。
な~んや、スーツでなくて全然OKやないかい・・・。

受付を済ませて奥へ進むと、マイミクのマッキーさん&ウォレスさんがいらっしゃった。
マッキーさんもカジュアルスタイル、ウォレスさんはバシッとダークスーツにネクタイで決まっておられた。
そのうちに、同じくマイミク・ぬー坊さんやのん気NGさんといったお馴染みの関東手塚ニアン諸兄もやってきた。

定刻となり、発起人である少年画報社社長の開会挨拶→主役・橋本翁の御挨拶→松谷社長の乾杯ノ音頭と進んでパーテースタート。
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浦メはビュッフェスタイルかと思っていたが、テーブル席であった。
この手のパーテーでは当然の流れではあるが、我等は我等で親しいもん同士が集まり、他のテーブルも、恐らく出版関係であろうかそれぞれ心安いメンバー同士で集まって、ワイワイと飲み食い。

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途中、橋本翁がグラス片手に挨拶に来られた。
件の御著書の巻末謝辞に、なぜか嫁の名前が記されていたので「この小動物が、またなにか粗相を致しましたか?」
と、旦那として先に翁に謝ってやった。
翁からは、奥方には色々とお世話になったから芳名を挙げさせて頂いたと、過分の御言葉。
ホンマかいな?

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こういうパーテーゆえ、料理は油系が多い。だからルービーもカンカンと進んだ。
ついにはぬー坊さんが白ワインを始められたので、マッキーさんと浦メも同じく白ワインに。
大東京の夕景を眺めながらワイングラスを傾けてたら、酔った酔った。

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終了予定時刻を20分ほどオーバーして御披楽喜。
我等はそのままテルホのトイメンの、ジョナサンで二次会。
話は去年のファン大会のゲスト人選の裏話から始まって、宮崎駿の手塚批判について、などなど大いに高歌放吟した。
21時近くになって解散。

わしら夫婦は、上京した時の常宿・麹町の東京グリーンパレスに投宿した。
勿論、グリーンパレスに泊まる時の行き付けとしておる近所のセブンイレブンで、お夜食としてカップヌードルを購ったのは言うまでも無い。

それにしても、冒頭にも書いた通り、浦メは直接には橋本翁を存じ上げず、単にワンワンと飼い主である嫁にくっついて来ただけであったが、「ファン大会アフター二次会」の再現みたいなプチ手塚オフ会となり、大いに満足したぜ。