京都国際マンガミュージアム

11月25日(土)、烏丸御池にオープンした、京都国際マンガミュージアムに行ってきました。
初日ということでたくさんの人で賑わっていました。
京都国際マンガミュージアム

この京都国際マンガミュージアムは、廃校した龍池小学校の建物を改修しているので、階段や窓が実にレトロ♪以前のエントリーで、綺麗になりすぎた建物を見て少々興ざめと書いたのですが、いやいや中は窓や床にレトロ感が残っていて、素敵なミュージアムに変身していました。
京都国際マンガミュージアム
京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

2階の龍池小学校の歴史を記す 「龍池歴史記念室」 。
もとの龍池小学校の校舎の写真と現在のミュージアムの写真が比較展示されています。
中では、龍池小学校の校歌がエンドレスで流れていました。た~ついけの子らは~♪
その日、ずっと頭の中でリフレインしていました(笑)。
京都国際マンガミュージアム

龍池小学校の歴史マンガが展示されていました。精華大のマンガ学部の学生20人が描いたもの。もともとマンガって一人の作家+アシスタントという形が基本ですが、こういう分業で完成させるマンガってのも新しいマンガのスタイルかもしれませんね。
京都国際マンガミュージアム


ヤッサンの紙芝居。水あめも売っていて、昔懐かしい雰囲気。上演は見なかったのですが、こういうのはいいですね。マンガに縁遠い一般客や子供が楽しめるようにかなり工夫がされていると思いました。

入ってすぐのところでは精華大の学生二人が似顔絵描きをやっていました。
ワークショップもあるし、ゲームもあって子供も楽しめる。コアなファンからマンガをほとんど読んだこと無い人まで、それなりに楽しめる施設だと思いますよ(^^)
京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

さて、本題のマンガですが、1、2階の各部屋や廊下のいたるところが本棚になっていて、マンガがずらり!約20万冊というのはちょっと想像がつきませんね。でもそんなに多い感じがしなかったのはここのスペースが広いためだと思います。(それと、前日まで準備中だったらしいので未整理のものが多数あるのでしょう。)手塚治虫記念館と比較するのもナンですが、比べものにならない程広くて探検のし甲斐があります。書架はのべ140メートル!
ただ、基本的に立ち読みです。椅子はあるにはあるんですが数か少なく、通路を利用しての書架が多いので、その場で立って読んでいる人がほとんどでした。
 
のりみ「椅子がないのってわざとやと思う?」
セージ「そりゃそうや。回転率をよくするためやろ?俺だってそうするよ。」
 
うーん、そんなもんですか。逆の発想で通路にずらっと椅子並べたら、と考えてしまったのですが。そういえば、改装前の手塚治虫記念館のアニメ検索機の椅子もお尻が痛くなる椅子でした(^^;)
とすると、500円でマンガ読み放題とはいえ、ここでねばるのはかなり気合いと体力がいりますね(笑)。でも、カフェも併設しているし、一日何度も入場できます。
そういえば、手塚治虫記念館に初めて行った日、朝9時半~夕方5時まで、昼食ヌキでねばりました(^^;)その頃まだ手塚ファンになったばかりで…ひたすら『ブラック・ジャック』読んでいたら頭の中が綿みたいになってフラフラになった思い出があります(笑)。

地下1階は収蔵庫。多数の雑誌があるようですが、今のところ公開、閲覧などはできません。おそらく、将来的には閲覧申請したら見られる図書館のようなシステムを作るのでしょう。私は基本的に欲しいマンガは買うタイプなので、たぶんここで利用するとすれば未収録や絶版ものの雑誌が中心でしょう。やっぱり単行本よりは初出誌の雑誌にこそ資料的価値があると思うので、それらのデータベース化を進めていただけることを期待しております。

現在開催中の展覧会は「世界のマンガ展」、「京都国際マンガ展」それから、1、2階にかけて「100人の舞妓展」という展覧会をやっていました。個人的に目についたのは里中満智子先生、竹宮恵子先生、庄司陽子先生(『生徒諸君!』大好きです♪教師編も読んでいます^^)。わが精華大の牧野圭一先生のもありました。

「マンガ図書室」はお子さまとその保護者以外入れないってことだったので、素通りしたのですが、夏目房之介さんのブログを見たところ、「くもとちゅうりっぷ」(※)が上映されていたらしいです!!うーん、見たかった。ていうか、それってお子様よりマンガ史を知りたいコアなファンが見るものではないかと…(^^;)
 
※「くもとちゅうりっぷ」…戦前の貴重な国産アニメで、日本アニメの父といわれている政岡憲三がスタッフに加わっている。アニメ界の草分け的な作品で政岡憲三の「桃太郎海の神兵」は手塚治虫に大きな影響を与えたといわれる。

ここ、京都国際マンガミュージアムは「マンガを専門に研究する施設」であるとのこと。マンガ研究の世界はまだまだ一般には浸透していないし、そもそも「マンガの研究って何するんですか?」と前日に行われたフォーラムで茂山千三郎さんが夏目房之介さんに尋ねてらっしゃいましたが、実際確かに「マンガの研究って何?」な人が大半ですよね。
 
「それを話すとあと1時間はかかるんだけど…」と夏目さんは言葉を濁しつつ、こう答えられました。
 
「マンガは海外に行くとコミュニケーションツールになりつつある。バリ島の田舎に行ってドラえもんを描くと子供にすごい尊敬される(笑)。
それほど日本のマンガが発展したのはいったい何故なのか?何故日本のマンガはここまで来たのか。このことを説明できる人は日本人でもほとんどいない。しかし、きちんと調べればそれはわかるわけで、日本のマンガの歴史や発展は研究材料となる。それが、マンガ研究者の役割ではないか。それがマンガ研究って何なのか?の答えのひとつ。」


なので、京都国際マンガミュージアムには専門知識を兼ね備えた研究員がいる、という意味での期待があります。まだオープンしたばかりなので、どこまで幅広く受け入れられる施設になるかは未知数ですが、コアなマンガファンからマンガのことを全然知らない人まで楽しめる施設になって欲しいと思います。

実は、ずっと以前から思っていたのですが、私は80回くらい(笑・今年だけで6回^^;)通いつめている手塚治虫記念館。ここを愛してやまない人間なんですが、手塚先生を愛するがゆえの不満は、手塚治虫について熱く語れる人が職員にいないことでして…(^^;)別にね、愛していなくてもいいんです。手塚マニアでなくてもいいんです。でもね、展示をひととおりガイドしてくれるような普通の博物館にある学芸員さんがいないんですよね、ここには。せめて手塚ファンと積極的にコミュニケーションを取ってくれる職員が一人でもいいからいたらいいのに、と思ってしまうんです。


25日は出足が遅く、着いたのが3時すぎだったので、結局知り合いには誰にも会わず。私の顔見知りの人たちや関係者の方々は午前中に来られていたようです。手塚MLメンバーの粂さんが名古屋から来られることもわかっていたのですが、完全に入れ違い。

でも、前日24日フォーラムでは友人、知り合い、顔見知り、マンガ界では著名な関係者の方々にたくさん会いました。yabuuchiさん、牧人さん、FMロッカーさん。「あなたはどこにでも行くねえ」とyabuuchiさん(笑)。はい、好きなことに対するフットワークの軽さにかけては自信がありますから(^^ゞフォーラム終了後、京都国際マンガミュージアムの仕掛け人の吉村和真さんに軽く挨拶。
フォーラム最前列の「関係者席」には村上知彦さん、内記稔夫さん、呉智英さん、牧野圭一さんの姿も。あと、報道関係の方もかなりいましたが、チェックしていたつもりだったのに、放映は完全に見逃しました。24日、25日とも夜まで京都にいたので仕方がない。

余談ですが、前日24日フォーラムの後、夏目さん、村上知彦さん、内記さんなどで飲みに行くというので、牧人さん達とのこのことついて行きました。村上さんの向かいに、故・米沢嘉博さん(コミケ代表)の奥さんが座っておられ、夏目先生とずっとマンガ談義されていました。楽しかったのですが、コアすぎて話に全くついていけず(^^;)話題に乗れたのは『のだめカンタービレ』くらい。うーん、自分が手塚マニアであっても全然マンガマニアではないということが身にしみてわかりました(苦笑)。
 
前日のフォーラムの様子も書こうかと思ったのですが、エネルギー切れです。写真だけ。
夏目さんのブログに様子が書かれてあるので、また参加者のブログにリンクも貼ってあるのでそちらをご覧ください。
京都国際マンガミュージアム開館フォーラム

京都国際マンガミュージアム開館フォーラム

京都国際マンガミュージアム開館フォーラム

▼金剛能楽堂で行われたので、能舞台でのトークセッション。
左から茂山千三郎さん、高畑勲さん、夏目房之介さん、竹宮恵子さん、寺脇研さん
京都国際マンガミュージアム開館フォーラム



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