8月19日(日)は京都国際マンガミュージアムで開催中の「地球へ…」展を見に行きました。現在TBS系で放映中のアニメ「地球(テラ)へ…」にあわせた企画展。7月28日に行われた竹宮恵子先生のトークショーの日程がちょうど手塚眞さんのミュージアムトークとばっちりかぶっていてこちらへは参加することができず。でも企画展だけはどうしても期間中に行っておかねばと思っていました。
地球へ…

1階エントランスに入るとジョミーとブルーがお出迎え。「地球へ…」の新装版コミックスと英語版、それから竹宮恵子先生の原画を中心に集めた本が閲覧できるようになっていました。
地球へ…

1階から2階にかけての吹き抜けスペースには4メートルの垂れ幕が!少年時代のジョミーとソルジャー・ブルーのカット。
地球へ…

会場は2階のギャラリー4。竹宮恵子先生の複製原画11点のほか、アニメ「地球へ…」のパネルがところ狭しと並べられていました。年表、キャラクター設定。シナリオ、それから80年の劇場版の資料、あと「地球へ…」が連載された「マンガ少年」など。メインスクリーンでは第1話が上映されていました。会場の様子は公式サイトスペシャル→京都国際マンガミュージアムレポートに写真が掲載されていますので、そちらを参照に。

印象に残ったのは、竹宮恵子先生のアトリエ再現コーナー。連載時の竹宮先生の写真。三つ編みのおさげがかわい~い♪いえ、今もとっても綺麗な方ですが(^^)両サイドにはソルジャー・ブルーのカラー画、デスクの上には『地球へ…』のエピローグの原稿。ミュウの歴史の記憶をもった少年と少女が出会う瞬間のあのラストですが、実は初めて『地球へ…』を読んだとき、どうしてもこのラストに納得がいかなかったのでした。ストーリーや雰囲気は手塚先生の『火の鳥』未来編と望郷編に近いものがあるのですが、登場人物のほとんどすべてが死んでしまうラストはやっぱり残酷じゃないかと。そしてエピローグは救いあるシーンではあるものの、やっぱりこのラストは納得がいかない!と今でも思っています。だから、今回のアニメではどうなるのか。果たして原作どおりにマザーイライザの爆発とともにジョミーもキースもトォニイもリオも死んでしまうのか、それとも違うラストが用意されていて別の救いの道があるのか、最終回に期待したいです。この際、アニメではブルーが生き延びナスカを救うために命を賭して戦ったというオリジナルストーリーがあったように、原作と違うラストでも納得できればOK。アニメ監督のヤマサキオサムさんのブログによると、「原作にはない、ジョミーとトォニイの別れのシーンがあり、世代間の継承がちゃんとされている」とのこと。この1行で最終回への期待が一気に高まりました。
地球へ…

展示で何より大ウケしたのは「ソルジャー・ブルー記念碑」(笑)。これってついこの間の第17話でお亡くなりになったブルーへの追悼碑なのか!?いやいや、よ~くテラファンのハートを突いた粋な計らいです。パネルにはダ~ッとたくさんブルーの顔が並んでいて、クラシカルなノートが2冊。「是非皆様のソルジャー・ブルーへの想いを綴ってください」ですって。パラパラとめくってみるとブルーのイラストオンパレード♪ファンの熱~いラブコールが綴られていました。やっぱりキースよりトォニイよりジョミーより、ブルーが一番かっこいいなあ。欲を言うならノリでもうちょっと「追悼碑」っぽい立体物にして欲しかったんですけどね(^^;)
 
『地球へ…』について熱く語ってみたところで、竹宮恵子先生のことを少し。ご存知の方も多いと思いますが、竹宮恵子先生はわが京都精華大学のマンガ学部の教授です。わが校に赴任されたのは2000年4月。私が大学4年生のときでした。(当時はマンガ学部になる前のマンガ学科)竹宮恵子先生の公式サイト「K子ちゃんの教授生活」のページの1枚目の写真は私が入学式と卒業式をすごした懐かしき講堂。京都精華大学での学生生活は私にとって夢のような、本当に人生で一番充実していた日々でした。4年のときにそれまであったマンガ学科にストーリーマンガコースが開設されることになり、その教授として竹宮先生が招かれたのです。それまではマンガ学科といってもカトゥーン、すなわち風刺漫画としてのマンガしか学問として認められず、4年制大学にストーリーマンガのコースを作ること自体が日本で初めての試みでした。

ストーリーマンガがコースが出来たことにより、私が通っていた日本画棟の5号館の隣りの敷地に新い校舎・自在館が完成しました。それがマンガ学科の学生が通う校舎。ピカピカの冷暖房、エレベーター、自動ドア完備の校舎は、隣りのクーラー無しの古い校舎で過ごしていた私たちからするとちょっとうらやましかったりして(^^;)

竹宮先生が赴任された頃はまだ全然竹宮ファンではなかったのですが、マンガ学科の授業に潜りに行きました。竹宮先生の授業を直接聴きに行ったのは2回きりなのですが、30人弱の少人数で教えてもらえるという実に恵まれた環境でした。で、その時に戴いたサインがこれ。
マンガ少年

『マンガ少年』1980年1月号の表紙にサインしていただきました。『地球へ…』を読んだのもやっぱり精華大の図書館で、でもこの頃はハマるほど夢中にはなっていませんでした。今年のアニメが始まる頃には、どんなストーリーだったかほとんど忘れきっていたので、結局新装版買いなおしましたからね(^^;)当時ファンだったらもっといろいろお話しできたのに。今になってみるともったいない!とも思うし、それでも、たとえ2回だけでも竹宮先生の授業を聴けたというのは何ものにも代え難い、貴重な時間でした。

京都精華大学を卒業してからも、マンガ学会関連のイベントに時々行っているので、竹宮先生のお話を講演という形で聴ける機会は多いです。だから私は京都精華大学を誇りに思うし、本当に精華大に通っていてよかったと思います。


精華大の話が出たついでに公開するあても無くためていた写真を。
▼叡山電鉄京都精華大前駅。今でも無人駅です。
京都精華大前

▼私が3年の時に建った情報館。ここに3万冊のマンガも収蔵されています。マンガがこれだけ充実した学校の図書館て外に無いですよ!図書館がこちらに引っ越す際に本の整理アルバイトをしたことがあります。
情報館

▼わが校のモットーは「自由自治」
自由自治

▼4年間通った日本画の5号館。右手の1階の窓が私が4年生のときにいた部屋です。
5号館

悠々館の2階。1階は学食。2階にはラウンジと購買部があります。
悠々館

流渓館。人文学部の研究室だったので、流渓館は学食に行く際に通るだけだったのですが『極道の妻たち』のロケに使われたらしい。
流渓館

黎明館。PCルームがあったので、毎日遊んでいました(笑)。ここで授業を受けたことももちろんあります。あと、マンガ学会のイベントや大会がここで行われることがあるので今でもたまに入る建物です。
黎明館



【関連リンク】
竹宮恵子先生公式サイト
竹宮恵子HP

PUSHI-CAT CLUB竹宮恵子先生公式サイト。ギャラリー銀の森で「地球へ…」の最新描き下ろしイラストが見られます。
アニメ「地球へ…」公式サイト
アニメ「地球へ…」MBS公式サイト
南町奉行所 アニメ監督ヤマサキオサムさんの公式サイト
京都国際マンガミュージアム 「地球へ…」展
 開催期間 2007年7月27日(金)~9月2日(日)

文化庁メディア芸術祭特設ブログ 京都国際マンガミュージアムレポート



【アニメ感想箇条書き】

●8割がた原作に忠実&キャラクターデザインも少女マンガのタッチが生かされていていいです。特に瞳が!特に特にソルジャーブルーのミステリアスな赤い瞳に毎回釘付けです(*^^*)

●ジョミーのママが原作より丁寧に描かれていてよかったです。血のつながらない親子でもそこに本物の愛情があるのがいい。

●第3話でジョミーとリオが自転車で逃げるシーンが個人的にうけました。未来の話なのに、自転車ってのが現代っぽい。アタラクシア時代の服装はセーターとか着たりしていて親近感をもちます。

●なんといっても原作では1巻の前半で死んじゃうソルジャー・ブルーがナスカ炎上まで生き残ってくれていたのが嬉しかった。このアニメの最大の魅力はソルジャー・ブルーでしょう。

●ナキネズミが原作よりかわいい♪

●原作には無いスウェナの登場はよかったと思います。17話以降はほとんど原作には無いオリジナルストーリーで進んでいるので、今後スウェナがキーパーソン?








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