2009 / 11
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9月15日、大阪府立国際児童文学館で行われた「丸山昭さんと読む『講談社の絵本』の子ども漫画」を聴講しました。丸山昭さんは、手塚治虫、石森章太郎、うしおそうじ、ちばてつや、水野英子、赤塚不二夫、松本零士、牧美也子などたくさんの著名な漫画家を育てた編集者として有名で、手塚関連では少女クラブ版『リボンの騎士』を担当されたことで知られています。現在、竹内オサムさんが発行する研究誌『ビランジ』に漫画家たちとのエピソードを連載していて、私は丸山さんの連載を何より楽しみにしているのです。会場には『ビランジ』を編集されている竹内オサムさんも来られていました。

はじめに丸山さんは、『少年倶楽部』や『漫画少年』を編集し、“手塚治虫を育てた人”として有名な名編集長・加藤謙一氏との貴重な写真を披露されました。

講演の前半は、昭和11年に創刊され、毎月1冊短編ストーリーマンガ集が発行されていた「講談社の絵本」について。宮本大人さんご自身のブログで詳細にレポートされていますので、そちらを参照に。マンガの発展過程について、いろいろお話が聴けました。手塚治虫以前のマンガについては、ほとんど知識なく来たのですが、宮本さんのトークが流暢でとてもわかりやすかったです。

で、手塚ファンである私にとって何より興味深かったのは『少女クラブ』に連載された『リボンの騎士』について。全編ほとんどオールカラーで描かれた手塚先生の『リボンの騎士』は、当時、非常に画期的だったでしょうが、今みても色鮮やかで華やかな作品です。その『少女クラブ』の担当をされていたのが丸山昭さん。少年誌から突然『少女クラブ』に異動になった丸山さんは当時のことを「寝ている間に性転換手術をうけたみたいですごく調子が悪かった」と言って会場を笑わせていました。当時の手塚先生の編集者泣かせのエピソードや講談社別館などにカンヅメにされて原稿を描いていた話は有名ですが、本講演で興味深かったのは、宮本さんの分析する少女クラブ版『リボンの騎士』。
「第1回から非常にラディカルな作品というのがよく表れている。」と宮本さん。
神様が、男の子には男の子の魂を、女の子には女の子の魂を飲ませるはずだったのが、サファイアは、チンクのいたずらによって両方の魂を飲んでしまう。このページが宮本さんの指摘によると、男の子の魂が赤、女の子の魂が緑で描かれている!普通は逆に描かれるところだが、作品一環してその色で描かれているのをみると、表現の細部に決まりきったジェンダーのイメージをずらしにかかっている。「先生これ、おかしいんじゃないですか?」と編集者もとめてはいない。と。

「いや、とめるほど時間がないんですよ」と丸山さん。

場内爆笑!

「そうですね〜。手塚先生ていつも原稿ギリギリですからねー。」

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【】
また充実のレポートを書きましたねー。いつもながらのエネルギーには感心です。

2次会では、新阪急ホテル向かいの「アジアンキッチン」に行きましてまたマンガ談義。宮本さんはおられましたが、丸山さんは2次会には出席されず、ホテルに戻られました。プロの方が多く、興味深いオフレコ話が爆発していました。私はほとんど頷き訳で、ちょっとアルコールが過ぎ頭が痛くなってきたので途中抜けてしまいました。マッキーさんはまだ頑張っておられましたが(マッキーさん白ワイン飲みすぎ!w)

今回の私のポイントも、
1.悪書追放運動中の手塚先生。
2.石森先生の幽霊少女はやっぱり受けてなかった!?。
3.書庫見学、あまりにも懐かしいSFシリーズが!。

に尽きます。のりみさんのレポートに寄りかかって、私もmixiに書かなければ・・・!。
【】
金沢みやおさん
ありがとうございます。講演レポート書き始めると、結局あれもこれもとなって毎回長文になってしまうんですが、こうやってお褒めいただくと書き甲斐があります。今回は手塚関連でもそれ以外でも初耳話があったこともあり、非常に面白い内容でした。

二次会まであったんですか〜。マンガ学会の懇親会は久々だったのですが、馴染みの顔ぶれも多かったです。それにしても、あの空気はすんごく濃かった!(笑)。
【】
宮本大人です。
ていねいなレポート、ありがとうございます。
具体的なディテールをバランスよく拾っていただいていて、ほんとに聞き手のみなさんに恵まれた会だったなと改めて思いました。

また何かの折にお会いしましょう。
【】
宮本さん
コメントありがとうございます!今回の講演&懇親会は本当に楽しかったです。特に男の子の魂が赤で女の子の魂が緑の話は実に新鮮でした♪丸山さんのエッセイはいつも楽しみに読んでいるのですが、やはり生の声を聴けるのは嬉しいものです。

またの機会にお会いしましょう。
講演の写真、また送りますね(^^)
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のりみ

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