児童文学館

昨日行われたマンガ学会関西交流部会について少しだけ報告させていただきます。

1時前に万博公園の入り口で、国際児童文学館の署名活動している方たちがいたので、「頑張ってください!応援しております。」と声をかけてから会場へ向かいました。

京都国際マンガミュージアムの表智之さんが進行、今回は村上知彦さんも出席されていました。手塚治虫メーリングリストメンバーも私を含め4人が参加しました。

当然のごとく一号議案にあがったのが、この度の国際児童文学館の存続問題で、4月10日付で日本マンガ学会より大阪府へ国際児童文学館存続の要望書が提出されることになりました。全文が近日中にマンガ学会のHPにあがると思いますが、先行して宮本大人さんのブログに全文が掲載されましたのでご覧下さい。また、ひこ・田中氏の児童文学書評にもテキスト版、PDF版ともに掲載されています。

■[大阪府立国際児童文学館関連]日本マンガ学会からの大阪府立国際児童文学館存続要望書の内容を先行公開します

今後、施設の活用という意味でもマンガ学会の関西交流部会は、2ヶ月に1度は国際児童文学館のセミナー室で行う。時期が時期だけに、来月5月10日の例会も同じく国際児童文学館で行われることになりました。

京都国際マンガミュージアムの表さんが話されていましたが、京都MMでの展示でも資料を国際児童文学館から借りたりすることも多いようです。また、特に昔の児童向け雑誌の収集量という点においては、京都MMよりも児童文学館のほうが優れているそうです。もちろん京都MMは成人向けマンガも扱っているが児童文学館は扱っていない、という点もあるので、児童文学館には無くて京都MMにもはある、またその逆もあるけれど、とのこと。念のためにマンガ雑誌が閲覧できる研究施設が関西で他にあるか聞いてみましたが、京都MMを除けばやはり国際児童文学館が唯一の施設です。本というのはそれを活用するシステムがあってこそであり、ここが廃止されれば、マンガ雑誌が本当に死蔵なり廃棄なりといった事態が起こりえます。では実際にどのように研究資料として活用されているのかを発表していく必要があるのではないか、今後のマンガ学会ではそういったことをテーマとしていってもいいのでは?という議論が行われました。

「際国際児童文学館の本70万冊の中でマンガやマンガ雑誌はどのくらいの割合なのですか?」
と私が質問したのですが
「正確には把握できない。もちろん絵本や児童文学のほうが多いのは確かだけど、厳密にマンガ雑誌というよりも昔の児童向け雑誌は小説が主な紙面をしめる中にマンガがあったりするので、そこは分けないほうがいい。児童向け雑誌の中にマンガがどのように浸透していったのかを検証できることも児童文学館の機能のひとつ。」との返事。

懇親会で村上さん、表さんから聞いてきた情報ですが、6月21日(土)、22日(日)の日本マンガ学会第8回大会のテーマは「『手塚治虫』再考」だそうです。大会シンポジウムのほか研究報告がおこなわれます。会場は愛媛の松山大学。

詳細は発表され次第追ってお知らせします。松山かー。遠いなー。でも気になるなー。

以上、簡単ですが学会報告でした。
ご興味がある方は是非次回の関西交流部会ご参加ください。
学会でも話にあがりましたが、マンガ研究というのは個々の作業になるので、なかなか今回の存続問題に関しても団結力がなく、活動自体が目立たない。目立たすためにもマスコミを呼んで、要望書を提出するなどしていきたい、とのことでした。

児童文学館


【参照】
守れ、子どもたちの感性のために=竹内オサム(毎日.jp)
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