今月の手塚治虫ファンクラブ会誌が届きました。ページを開いてまず、
「しまったあ!私も投稿すればよかったよ!」
今回の特集は「復刻!手塚漫画」だったのです。いやいやすっかり忘れていました(^^;)まあ私の場合「虫マップ」の連載があるから書いても載らない確率が高いんだけどさ。(というよりも、たった20ページ前後しかない本でまる1ページも占領しているので、それ以上書いたら申し訳ないし^^;)でも夫も書けばよかったって後悔しまくりで。それほど今回のファンマガジンはおもしろかったのです。最近手塚(ファン)度が低迷しがちだったファンマガジンですが、今回はなんと手塚度が高いことか!!これを読んで自分の手塚度が一気にヒートアップした感じ(笑)。10年以上前から会誌に名前が載っているコアなオールドファンの方々のお名前を見るとつい笑みがこぼれます。いいねえ、ファンマガジンはこうでなくっちゃ♪このたった20ページ前後の会誌。でもこれが重要なのです。いまどき情報だけならインターネットでいくらでも入る時代だからこそ、このファンクラブ会誌だけは「一番手塚度が高い」雑誌であって欲しいなと思うんですよね。

さて、今回のお題は
「復刻!手塚漫画」
絶版、描き換え、単行本未収録…読みたいのに読めない、悩めるファンの味方、それは「復刻」!


といことで、私も書けなかったことをここで書きます。

個人的にはオーソドックスですが『火の鳥』の連載版を扉絵も含めて完全復刻して欲しい。特に描き換えが多かった「望郷編」と「乱世編」。「望郷編」なんて朝日ソノラマ版と角川版ではほとんど別作品ですからね(^^:)連載版となるとさらに違うわけで…。さらに完全に未収録となってしまった「COM」版「望郷編」「乱世編」。そしてカットされた箇所が多い「太陽編」。猿田とお茶の水博士が実は兄弟だった!という設定は切らずに生かして欲しかったですね~。この設定を残しておけば『鉄腕アトム』と『火の鳥』のリンクする要素となり、『火の鳥 アトム編』へ繋がったのですが、手塚先生亡き後ではもう『火の鳥』の完結を望めませんからね。連載版を読むといろんな意味で別作品とのリンクが見えてきて、その意味で楽しめます。

それから、『エンゼルの丘』を連載版で。これもカラー扉絵も含めて完全復刻して欲しいですねえ。手塚先生の少女マンガの美しさ!華麗さ!少女マンガは絶対カラーで読みたいです!そして、『エンゼルの丘』は連載版と全集版では内容が相当違うんですよね。草原英二は単行本ではあけみの兄となっていますが、連載版では叔父さん。そして、決定的に違うのがラストシーンで、全集版では島と運命を共にし、死んでしまった(かもしれない)ヒロイン、ルーナでしたが、連載版ではハッピーエンド。

とまあ、未収録については追求しだすとキリがありません。また、全集を読んだ上での未収録のチェック…となると、コピー代も大変な額になるんで、私がやったのはせいぜい『リボンの騎士』(なかよし版)『エンゼルの丘』『ブラック・ジャック』『ミッドナイト』くらいです。

ある意味このテーマはマニア度が試される投稿でもありますよね(笑)。つまりここで列記できる未収録作品のタイトルを見るだけでマニア度がわかってしまうんですから(^^;)その意味で今回はオールドファンの意見が多くて嬉しかったです。私はよく手塚ファンではない方から「生き字引のような人ですね」と言われるのですが、決して、決して手塚漫画作品全般に詳しいわけではありません。それどころか読んでない作品のほうが多くて、上のファン層の方々とお話すると自分の知識の無さが恥ずかしくなります。私が詳しいのは「関西における手塚治虫ゆかりの地」、この一点だけに詳しいのであって、作品の中身についてどうこう言えるほどではないんです(^^;)

と、書いてみましたが、視点を変えた言い方をすると、手塚漫画はそれこそ「無限」にあります!テレビで手塚治虫特集の番組が放映されると、たいがい手塚ファンではないタレントさんが「手塚さんのマンガはみんな好きですね~」とか「手塚さんの作品はほとんど全部読みました」なんて言うのですが、そういうのを聞くと腹が立ってしかたがありません。いったいこの世の中に手塚作品を本当の意味で「全部」読んだ人がどれほどいるでしょうか!?講談社手塚治虫全集でさえ全体の6~7割くらいしか収録されていないと言われているのに…。

だから、私が手塚作品を「全部」読むことはおそらく一生かかっても無いと思うんですよね。でもね、ちょっとだけでも未収録の知識についてかじりたいって人にオススメなのはこの本。


野口文雄氏著『手塚治虫の奇妙な資料』。ここ数年の手塚関連出版物の中で一番おもしろかったです。ちなみに「おもしろい」には二通り意味があり、「興味深い、へ~と関心するおもしろさ」と「ゲラゲラ笑うおもしろさ」がああると思うんですが、この本は両方のおもしろさがあります。まあ、堅苦しいこといわんと、いっぺん読んでみましょ、絵を見てるだけでおもしろいですから(^^)
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://norimi.blog45.fc2.com/tb.php/31-0721fc29