昨日、フェスティバルホール最後の公演「第九シンフォニーの夕べ」を聞きに行ってきました。
以下、夫のミクシィ日記よりレポート転載です。

フェスティバルホール

嫁さんに誘われて、大阪フェスティバルホールまで「ダイク」を聴きに行ってきた。
もちろんカーペンターズのコンサートではない。ましてや日本の匠・棟梁たちの、鉋の削り音や釘打つ音等を聴きに行ったのでもない。
今日で2008年も終わるというのに、お約束のベタギャグをやってしまった。

フェスティバルホール

それはさておき、実はフェスティバルホールは、この日のコンサートで一旦幕を閉じ、建て替えに入る。2013年に新・フェスティバルホールとしてオープンするのだ。
だから今回のコンサートは単に年末の大ラスとしてだけでなく、現フェスティバルホール、ホントの大ラスイベントでもあるのだ。
我々は、その現場に立ち会ったわけだ。

フェスティバルホール

第九は、大学生の頃、サントリーの主催で「100万人の第九」というのを城ホールでやっていて(今もやってるんかな?)、サークルの知人が合唱団に加わってたもんだから聴きに行って以来だ。
というか、浦メはコンサート=ズージャばかりだったもんだから、クラシック自体が本当に15,6年ぶりとなる。

フェスティバルホール

会場は大入り盛況。浦メもちょいとオメカシして、スーツにネクタイなんぞで出向いたんだが、ドレスアップした貴婦人方やジェントルメン、和装の女人などもいて、ライブハウスとは明らかに客層が違う(アタリマエやな)。
嫁さんはホール内のクラシカルな調度というか装飾に魅了され、愛機・デジタル一眼でパシャパシャ撮りまくっておる。
中二階のロビーでグラスワインを販売していたので、浦メは白をオーダーし、気分だけはレッド・バトラーであった(毎年のことだが長期休暇中は髭を剃らないことにしているんで、余計に)。
ただ惜しむらくは、モノホンのバトラーと違って、イングリッシュではなく関西弁を操り、短躯短足であるという点である。

フェスティバルホール

やがて開演。席は1階といいつつも、ホール全体が階段教室状であるため、しかも一番奥の方の席だったため、遥か谷底にステージが広がっていた。
浦メたちのエリアから、一番前の「唾かぶり席」まで人頭でギッシリだ。

ステージには燕尾服の楽士たち・コーラス団が続々と登壇。その様は圧巻の一語に尽きる。コーラス団は概算で男女合わせて120人はいただろうか。これだけの人数が歓喜の歌を歌うのか!とゾクゾクした。
そしてコンダクター・大植英次氏登場。
第一楽章からスタートし、ああ聴きおぼえがあるぜこのメロデー♪と懐かしさと心地よさに抱き寄せられてジーッと聴き入った。
むかしであれば間違いなく熟睡したであろう第三楽章の、弦楽器軍団による美しいウットリするような旋律が一番気に入ったな。

各楽章が終了しても誰一人拍手はしない。これもズージャのライブとは違うところだ。ズージャだったらソロが終わるたびに万雷の拍手。場合によってはプレイヤーの演奏中に客が興奮状態になって拍手の波が起こったりする。
だから、今回は、楽章の終わりで拍手でもしようもんならドシロウト丸出しになってしまう。
昔、朝日の連載漫画「フジ三太郎」で、クラシックのコンサート中ずっと舟を漕いでた三太郎が、1楽章が終わって慌てて目が覚めて拍手し、赤っ恥を掻くというのがあったが、危うく浦メは寝はしなかったけど拍手未遂という点で「三太郎プレイ」をやっちまうところであった。

異国のゲスト紳士淑女4名が登壇し、ついに圧巻の第四楽章に突入。お馴染み「歓喜の歌」だ。
なんというか、歌の塊というか大津波が唸りをあげてせり上がってくる感じだった。オーケストラと合唱団とゲスト歌手のド迫力の美声が三つ巴で勝負しているようでもあった。言うなればゴジラ対モスラ対キングギドラである(ムチャクチャな例えなやぁ)。
それらを大団円に向けて指揮する大植コンダクターは、牧羊犬かはたまた聖人モーセか。いまにも出エジプトよろしくステージが真っ二つに割れるんじゃなかろうか。

学生時代に聴いた100万人の第九では、コンダクターは故・山本直純で、独特のピョンピョンジャンプする指揮ぶりが印象に残っているが、今回の大植氏も、その渾身ぶりはまるで泥鰌すくいの如し。あるいは都はる美ばりの「こぶし」の如し。
バカにしているのではなく、本当に後ろ姿がそう見えたんだ。気合い入りまくりが十二分に伝わったぜ!

最終楽章ラストがバシッと決まり、場内は割れんばかりの拍手と大歓声の嵐。確かに凄かった。ズージャとは全く異なる迫力、パワーにただただ圧倒。演奏後のカーテンコールが4,5回続くのにもビックリだ。みんな拍手する手が疲れないのかな?

カーテンコールが漸く終わり、合唱団は降壇し、オーケストラのみで“アンコール”にあたるのか、エルガーの「威風堂々」を演奏。これもテューバやハープまで加わって、&大植コンダクターの煽りで客席も手拍子を打ち鳴らし、まさしく威風堂々たる演奏であった。
またこの曲は、個人的にはチュー坊の頃、初めて我がの小遣いで購入したクラシックLP「行進曲集」の一発目の収録曲でもあったため、浦メも万感胸に迫るものがあった。

さらに最後の最後は、合唱団の諸兄姉が客席に乱入して主客一緒になって「蛍の光」の大合唱。

ホールを出て家路に就く人々の顔は満足で溢れていた。我々も十分お腹いっぱいだ。いい年の瀬を堪能させてもらえました!
フェスティバルホール

フェスティバルホール

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