九州旅行2日目。夫のミクシィ日記より転載です。




我ながら、なんちゅうくだらない日記タイトルであろうか。毛利なんて地名ちゃうやないか。人名やがな。

門司港ホテルからの景色

というわけで、眩しい朝の光と汽笛の音に起こされ(嘘。ホンマはモーニングコールの金属音で起こされた)、あたふたと着替えると、ロビー階のレストランへ降りてバイキングの朝食を戴いた。


毎度の事だけど、日頃は味噌汁&白御飯&納豆&ヨーグルト&麦茶なのに、旅先・出張先だとモリモリ食べてしまう。
特にバイキングだと、食べなきゃ勿体ねえという意識が先に立つ。いじきたねえな。地獄の餓鬼か、浦メは。

食後、みんなして旧三井倶楽部を見学。

旧門司三井倶楽部1

旧門司三井倶楽部8

旧門司三井倶楽部2

旧門司三井倶楽部3

旧門司三井倶楽部4

ここは、かのアインシュタイン博士夫妻が来日の際に宿泊したそうだ。

旧門司三井倶楽部6

旧門司三井倶楽部7

旧門司三井倶楽部9

館内の説明書きには省略して「ア博士」とあった。「鬼の長谷川平蔵」を「鬼平」、「浜田幸一」を「浜幸」、「モダンボーイ」を「モボ」と略称で呼ぶけれど、「ア博士」はねえだろう。
それだったら「あがた森魚氏」も「あ氏」となるがな。
などとツッコミつつ、その後は解散自由行動とす。

門司港駅1


浦メは、昨晩「門司港レトロガイドマップ」でチェックしていた栄町銀天街&その先の清滝という地区をブラブラと散策した。
地方の商店街やら市場通り、新旧入り混じった家々がひしめき合う居住区を歩きまわるのは大好きだ。別段、大した店がなくても、その全体が醸し出す雰囲気に懐かしく酔い痴れるのだ。
実際、清滝地区の路地は、メロンの外皮の如く複雑で、袋小路の連続でさんざん迷い、また迷う事にワクワクさせてもらったぜ。

そこから、浦メが住んでいる下町みたいな中央市場(これが中央という割にバイク1台が通れるのがやっとというぐらいに幅員も狭く、ちっぽけなんだ。だけどそこがイイのだ)を歩き、大正10年建築の旧岩田酒店を拝み、真正面を向いたフグの顔をモチーフにしたユーモラスな関門トンネル出入り口を眺め、グイーーーンと港まで戻って門司海峡ミュージアムを見学した。
所要時間2時間。結構なウォーキングで体脂肪も燃焼したであろうと思うのだが、それよりもなによりも暑いのなんの。
義弟が貸してくれたキャップをかぶってなかったら熱中症だったかもな。

それにしても、途中どこぞの店のショーウィンドーで、つらつらテメエの全身を眺めるに、髭面に白いキャップをかぶった四十路手前オトコが嫁の貸してくれた小型筒状の保冷バッグ(花柄!)をぶら下げてフラフラ彷徨ってる姿は、純度100%添加物無しの変質者だぜ。

正午にガス灯通りに集合。
夕べ食った「海門」の近くにある回転寿司屋「鶴亀」でランチ。
ここは待たされる事なく、サクサクと食えた・・・って当たり前やがな、回転寿司なんだぜ。
いや、そんな事ぁどうでもいいんだ。嬉しかったのは、近海で獲れた海の幸をネタにしたやつが続々出てきた事である。
赤むつ(のどくろ)、ほうぼう、ひらまさ、海士で捕れた鱧、馬関海峡の地蛸なんぞを爆食した。
メニューには「本生ふく」なんてあったから、「エェッ、こんな季節に!?いやいや夏河豚ってのがあるそうだからひょっとして」と期待してオーダーしたが、さすがに今日はなかった。でも、満足満足。
勿論、熱中症予防のため必要に迫られて生中をグビッとやったのは言うまでもない。

嫁さんは門司港~門司~唐戸と、近代レトロ建築探訪のビータ(旅)に出るっちゅうんで、我等は船で巌流島へと渡った。
言わずと知れた、武蔵と小次郎の決闘の地だ。しかし、事前にパンフレットを見て分かってはいたけど、なんもないタダの島だった。
一応モニュメントと、対峙する武蔵&小次郎のブロンズ像はあった。公衆便所もあった。だけどそれだけ。陽避けの休憩所はあるにはあったが、売店もなく自販機もなかった。
1973年までは人も住んでいたそうだが、今は完全なる無人島。けれどせめて自販機ぐらいは置いて欲しかったな。

武蔵&小次郎ブロンズ像の真下の小さな浜辺には、武蔵が乗って来た小舟を復元したブツが「展示」されていた・・・だが、なんの説明書きもなかった。
あれでは単に、「どこぞの漁業組合の古いボートが放逐されて朽ち果てただけ」にしか見えんぜ。実際、この「復元展示物」の船底にはペットボトルがゴロゴロ転がっていたからな。
浦メは思わず「八月の濡れた砂」を口ずさんで涙した。

巌流島にアデューして門司港に戻り、そこからCARを走らせ長府毛利邸へ。
途中、関門橋をくぐり、右手に壇ノ浦を眺めて諸行無常を噛み締めた。それにしてもだ。
馬関海峡・壇ノ浦だからって、義経八艘飛びのブロンズと大筒のブロンズが並んでる様はちょっと前衛的過ぎるぜ。

長府毛利邸は、さすが毛利の殿様宅だけあって豪壮かつ広い広い。
明治天皇が宿泊した部屋なんてのもあって、浦メはそこでゴロンと寝っ転がりたい衝動に駆られた。天皇が泊まるぐらいだから、どんだけ寝心地がいいんだろうとね。
世が世なら「不経済」違った、「不敬罪」だな。

その近所には曹洞宗功山寺があり、史学科出身・近世ゼミ出身の我等としては、詣でたのは当然。 かの高杉晋作挙兵の地だからね。
境内には凛々しい若武者姿の高杉像が。なかなか格好良し。
「龍馬伝」で高杉演ってる伊勢谷クンは福山よりイイよね、と盛り上がった。

高杉像も良かったけど、本堂入口におわした韋駄天像も、穏やかな地蔵様みたいなお顔で、これも拝めて良かったわい。
MJみうらじゅん氏には遥か及ばないが仏像フェチな浦メは、こういう珍しい仏様を拝むのは嬉しい限りなり。

そうこうしてるうちにアッという間に時は過ぎ、唐戸まで嫁さんを迎えに戻り、新下関でCARを返却して、一路新大阪まで戻ったのであった。
嫁は近代レトロ建築、我等は歴史探訪と、目的は全然違ったが、お互い十分満足。

なんだかんだで門司港名物「焼きカレー」を食わなかったな、そういえば。
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