タイトルを見てビックリ仰天された手塚ファンの皆様、まぎらわしいことを書いてスミマセン(^^;)
でも、ウソじゃありませんヨ。

8月10日の夜11時より、「BSアニメ夜話」の番外編を見ておりました。前日の予告でアニメ脚本家・辻真先さんの特集と知ったのでもちろんチェックしていたのです。辻真先さんは「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」の脚本を手がけられたことで有名ですから、きっと手塚先生の話もちょっとくらいは出るだろうとは思っておりました。しかし、いざ番組が始まって、わが目を疑いました!

赤い帽子の少年が遠くに登場したとき、もしや!?でもまさか!?
でもその少年がアップになった時それが間違いではないことに気づきました!
「ふしぎな少年」のサブタンが動いてる!喋ってる!しかもあの清水マリさんの声で!!!

なんとこの番組の案内役がサブタンだったのです。

こちらをご覧いただけば、私がどんなに驚いたかおわかりになるかと。

しかしこの番組、手塚ファン向けの情報網でどこにもお目にかからなかったような(^^;)
こんな番組こそきっちり事前に知らせて欲しかったですよ~~~~!!!
愚痴っても仕方が無いので、とりあえず再放送情報です。でも、、、ハイビジョンなんです。取ってる方少なさそう…(ーー;)

BSアニメ夜話・番外編「アニメの時間よ永遠に」
~脚本家 辻真先 1500本のテレビアニメ~
8月19日(土)BShi・後4・55~5・55


「アニメの脚本は神だ。脚本に書けばすべてが生まれ、書かないものは存在できない」アニメ脚本家、辻真先さん(74歳)は語る。「鉄腕アトム」(1963年)以来、「巨人の星」、「デビルマン」などテレビアニメの代表作を次々に生み出してきた辻さん。総本数は1500本、多彩なジャンル、ストーリーでも斯界のトップである。
 番組では、辻真先脚本の傑作アニメとそこにこめられた熱い想いを見つめる。辻さんがNHKディレクター時代にヒットさせたSFドラマ「ふしぎな少年」(手塚治虫原作・1961年)の主人公サブタンが45年ぶりにアニメで復活、案内役を務める。
(NHKの番組紹介ページより引用)


さて、サブタンが登場したことに感激し、「時間よとまれ!」と言われた途端、私もテレビの前でかたまってしまいましたので(笑)内容をご紹介。
サブタン「やあ!僕の名前はサブタン。手塚治虫の『ふしぎな少年』というマンガの主人公さ。辻真先さんのこともよく知っているよ。辻さんは昭和30年代に僕をテレビドラマにしてくれたんだ。おかげで僕のセリフが大流行したのさ。『時間よとまれ!』」

「それにね、辻真先さんをアニメの世界にひきいれたのはこの僕なんだ。」

昭和38年、東京都練馬区富士見台の虫プロダクション。

日本初の長編連続テレビアニメとしてスタートした「鉄腕アトム」。このアニメで本来1秒に15枚の絵が必要なアニメを1秒に6枚の絵で成立させた。

マンガは10年以上連載されてきたが、しかし、毎週放映するうちに原作の話数はあっという間に底を尽き、オリジナルストーリーが必要になった。その時選ばれた一人が辻真先さん。初めて書いた脚本は第79話「ドクター脳」。この第一作で手塚先生は脚本家・辻真先の才能を見抜いた。第81話「夢みる機械」の脚本を読んでなかなかOKを出さない手塚先生。手塚先生の注文は「もっと奇想天外に」。そしてその場でサラサラと絵コンテを描き上げる手塚先生。

日本初のカラーテレビアニメ「ジャングル大帝」で辻さんは脚本だけでなく、全体の構成も担当。虫プロをもう一段飛躍させるためにアメリカに売ることになった。しかし、そのためにアメリカ側から厳しい条件が。作品はどこで切っても、放映順を入れ替えてもOKな脚本にしなければならない。もともと大河ドラマである「ジャングル大帝」をいかにして一話完結にするのか―

辻さんがたどり着いた結論は、たとえ読みきりであっても、「ジャングル大帝」に流れる一番大切なテーマを貫くこと。そうすれば作品として成立するハズだ。それは親から子へ、子から孫へ引き継いでいく命―

舞台は変わって東京日比谷。サブタンが乗っているのは昔と変わらず建っている東京市政会館。そしてその向かい側に当時あったのがNHK放送局。昭和29年ディレクターとして採用された辻さんは、新ドラマの企画として手塚治虫のSFマンガのドラマ化を提案。手塚先生に交渉したところ、「それではドラマのために新しくマンガを描きましょう」。そして生まれたのがあの『ふしぎな少年』(『少年クラブ』連載)。いつでも自由に時間をとめることが出来ることができる主人公サブタンは人気を博し、ドラマは大ヒット。「時間よとまれ!」の言葉は大流行。生放送で映像をとめることが出来ないため、俳優さんたちはじ~っとしていたそうな。残念ながら生放送ドラマだったため、映像は現存せず。マンガとテレビがシンクロする形で「ふしぎな少年」を盛り上げていったそうで、この時の経験により、手塚先生は「鉄腕アトム」の脚本を辻さんに任せることになった。

時間は戻ってサブタンがいるのは70年前の名古屋。ここは辻さんの故郷。小さい頃から漫画映画が大好きで映画館に通い詰めていたが、その幸せはある日突然終わりをつげる。
「ぼうや、もうアメリカの漫画映画はやらないのよ」
太平洋戦争が勃発し、学校の先輩達は出征していった。そして二度と帰ってくることはなかった。
辻さんは「サイボーグ009」第16話「太平洋の亡霊」のクライマックスで日本国憲法第九条をゆっくりと流れる文字で見せた。それは辻さんがアニメにこめた反戦のメッセージだった。

「思えば子供の頃から好きだったものをずっと仕事にしてきました。おかげでいまだに子供の心を持っています。子供ってのはいつも前を向いている。マンガアニメという若い人向けの作品は常に前を向いて、未来を向いていて気持ちがいいですね。」

サブタンと辻さんが乗っているのは未来のリニアモーターカー。

サブタン「アニメの時間よ、未来へ進め!」
未来を象徴する茜色の雲

「とまあ、こんな具合にアニメの脚本というのは、書けば絵になる。そこがなんともいえない楽しいところなんですよ」

END





以上、ちょっと紹介のつもりが、ビデオを見直していたら、勢い余って番組内容ほとんど起こしてしまいました(^^ゞそれにしても少しだけ手塚度を期待していたら、おもいっきり!これ手塚特集番組ですやん!きっとサブタンを案内役にすることを決めたのは辻真先さんご自身だったのでしょうね。案内役がアトムではなくサブタンってところが素晴らしい!実は手塚先生のことはたくさんの番組や書籍を通して知っていましたが、辻さんのことは裏方としての名前のみ存じ上げていて、その人となりをあまり知らなかったのです。こんなにもすごい方だったとは!!辻さんの語る言葉ひとつひとつが心に染みわたりました。

辻さんが虫プロダクションを久々に訪ねるシーン。
辻さんが懐かしさのあまり涙しているのを見て、なんだか、私は虫プロに行ったことないのに私もテレビの前で涙してしまいました。
「この虫プロのロゴも随分古びましたなあ、おまえさん」
まるで押入れ状態の試写室でひじ枕で皆で映画を観て、「あ~よかったね」と感動して立ち上がると皆ゴツンと頭をぶつけたなんてエピソード。
ああ!めっちゃ虫プロダクションを訪問したくなりました。(手塚プロは高田馬場・新座ともに行きましたが虫プロにはいまだに行ったことがない)いつか!いつか!是非是非!見学したいものです(T-T)

いや~それにしても久々にいい番組を見ました!「BSマンガ夜話」関連番組は本当に質が高い!きっとマンガ夜話のスタッフが本当にマンガ・アニメをよく理解して、愛しているんでしょうね。

辻真先さんんのHP
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://norimi.blog45.fc2.com/tb.php/70-caec6169