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2015.07.01
舞台「アドルフに告ぐ」@京都
ブログの更新、3ヶ月ぶりです(^^;)
最近、ほとんどfacebookとツイッターに移行しています。
久々に夫が手塚日記を書いてくれたので、転載します。
なんとまあ、今年1月の初頭に、大河ドラマ「花燃ゆ」について書いて以来、六か月ぶりの日記や。
今まで何やってた?
はい・・・実は『火の鳥』よろしくムーピーゲームにうつつを抜かしまくっておりやして(苦笑)
気持ち良かったぁ~・・・アホ!
で、6月27(日)、嫁はんと京都芸術劇場春秋座の舞台「アドルフに告ぐ」を観に行った。



京都造形なんざ、前職の時に上司の命令で納品に行って以来だべ。
白川通まで乗り付けると、いきなり煉瓦張りの、タカラヅカもかくやと思しき大階段が屹立しておった。
蒲田行進曲の「階段落ち」みてえに急な大階段を上がると、そこは京都造形芸術大学附設劇場「春秋座」であった。
おかしいぜ、普通は大学の正門化玄関ぢゃねえのか?
いきなり附設劇場とは、これいかに?
学生用の正門は別にあんのか?
と疑問を抱きつつも入場。
嫁はんがゲットした席は桟敷席であった。なんとなく仏蘭西の王侯貴族気分。
場内は、ほぼ満員御礼。


劇自体は、原作をウマい具合に180分できっちり料理していた。
あとで嫁はんともダベリあったんだが、3人のアドルフの内、唯一実在の人物・アドルフ=ヒトラーに、割とたっぷり時間を割いていた。
これは良かったね。
物語冒頭をはじめ、要所要所で登場する、アドルフたちの運命を象徴するかの様な「天使」(?)マリアの存在感も良かった。
Uボートで戦時下日本へ向かうカウフマンをマリアの亡霊が悩ませるシーンは特に印象深かったぜ。
あとは、大ラスのカミルとカウフマンの決着までしっかり描かれていた事も、「ほお、そこまで描くか」と感心した。
尤も嫁はん曰く、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」
それは浦メも全く同意見なのだが、それはそれとして、ヒトラーをしっかり描写し、中東問題も取り上げた姿勢に、浦メは拍手だ。
なんとなれば、一朝有事にあってはまず間違いなく前線に立つ事のない優秀な政治屋センセー方によって、なにやらキナ臭い方向に我が国が誤誘導されてやせんか?と極めて不安な昨今にあって、今回の「アドルフに告ぐ」は当節時宜を得た演劇であったからよ。
最後にまたひとつだけ文句を言わせてもらうならば、客演の鶴見辰吾を、カーテンコールでももうちょっとリスペクトしても良かったんぢゃねえかな?

最近、ほとんどfacebookとツイッターに移行しています。
久々に夫が手塚日記を書いてくれたので、転載します。
なんとまあ、今年1月の初頭に、大河ドラマ「花燃ゆ」について書いて以来、六か月ぶりの日記や。
今まで何やってた?
はい・・・実は『火の鳥』よろしくムーピーゲームにうつつを抜かしまくっておりやして(苦笑)
気持ち良かったぁ~・・・アホ!
で、6月27(日)、嫁はんと京都芸術劇場春秋座の舞台「アドルフに告ぐ」を観に行った。



京都造形なんざ、前職の時に上司の命令で納品に行って以来だべ。
白川通まで乗り付けると、いきなり煉瓦張りの、タカラヅカもかくやと思しき大階段が屹立しておった。
蒲田行進曲の「階段落ち」みてえに急な大階段を上がると、そこは京都造形芸術大学附設劇場「春秋座」であった。
おかしいぜ、普通は大学の正門化玄関ぢゃねえのか?
いきなり附設劇場とは、これいかに?
学生用の正門は別にあんのか?
と疑問を抱きつつも入場。
嫁はんがゲットした席は桟敷席であった。なんとなく仏蘭西の王侯貴族気分。
場内は、ほぼ満員御礼。


劇自体は、原作をウマい具合に180分できっちり料理していた。
あとで嫁はんともダベリあったんだが、3人のアドルフの内、唯一実在の人物・アドルフ=ヒトラーに、割とたっぷり時間を割いていた。
これは良かったね。
物語冒頭をはじめ、要所要所で登場する、アドルフたちの運命を象徴するかの様な「天使」(?)マリアの存在感も良かった。
Uボートで戦時下日本へ向かうカウフマンをマリアの亡霊が悩ませるシーンは特に印象深かったぜ。
あとは、大ラスのカミルとカウフマンの決着までしっかり描かれていた事も、「ほお、そこまで描くか」と感心した。
尤も嫁はん曰く、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」
それは浦メも全く同意見なのだが、それはそれとして、ヒトラーをしっかり描写し、中東問題も取り上げた姿勢に、浦メは拍手だ。
なんとなれば、一朝有事にあってはまず間違いなく前線に立つ事のない優秀な政治屋センセー方によって、なにやらキナ臭い方向に我が国が誤誘導されてやせんか?と極めて不安な昨今にあって、今回の「アドルフに告ぐ」は当節時宜を得た演劇であったからよ。
最後にまたひとつだけ文句を言わせてもらうならば、客演の鶴見辰吾を、カーテンコールでももうちょっとリスペクトしても良かったんぢゃねえかな?


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通りすがり
京都で観劇されたのですね?ご夫婦そろって。
私は、横浜だけで終わりなので京都での感想レポをアップしていただいて嬉しいです。
ラストシーンの疑問についてですが、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」という奥さまに。
戦争に負けたドイツ、ナチスが崩壊し、ユダヤ人たちはパレスチナに自分たちの国を建設し「イスラエル共和国」として新たな歴史を・・・でも、もともとパレスチナに住んでいたアラブ人たちがそれを認めたくなくて争いに!
ナチの残党狩りに追われていたカウフマンは偶然、アラブ人?パレスチナ解放の組織に拾われてユダヤ人たちと戦うことに・・・
そんな話が原作「アドルフに告ぐ」第5巻の終わりに描かれておりました。
機会があったら読んでみてください。
長々と失礼しました。
私は、横浜だけで終わりなので京都での感想レポをアップしていただいて嬉しいです。
ラストシーンの疑問についてですが、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」という奥さまに。
戦争に負けたドイツ、ナチスが崩壊し、ユダヤ人たちはパレスチナに自分たちの国を建設し「イスラエル共和国」として新たな歴史を・・・でも、もともとパレスチナに住んでいたアラブ人たちがそれを認めたくなくて争いに!
ナチの残党狩りに追われていたカウフマンは偶然、アラブ人?パレスチナ解放の組織に拾われてユダヤ人たちと戦うことに・・・
そんな話が原作「アドルフに告ぐ」第5巻の終わりに描かれておりました。
機会があったら読んでみてください。
長々と失礼しました。
2015/07/02 Thu 04:00 URL [ Edit ]
のりみ
コメントありがとうございます。
「アドルフに告ぐ」は20年来の愛読書です。
いまでも、手塚作品の中でどれかひとつ選べと言われれば迷わず「アドルフに告ぐ」をあげますね。
「アドルフに告ぐ」は連載中の手塚先生の病気による一時中断があって、戦後がほとんど描かれなかったのがもったいなかったですね。手塚先生の中であれこれ構想があったと思うのですが、終戦を境にエピローグまで一気に描かざるをえなかったんだと思います。二人のアドルフの対決は、最初から手塚先生が描きたかったのでしょうが、実はこのラストというか、平和主義者のカミルが軍人になった展開に納得がいっていなかったりします。ブルーメンパン店を再建してほしかった(笑)。
「アドルフに告ぐ」は20年来の愛読書です。
いまでも、手塚作品の中でどれかひとつ選べと言われれば迷わず「アドルフに告ぐ」をあげますね。
「アドルフに告ぐ」は連載中の手塚先生の病気による一時中断があって、戦後がほとんど描かれなかったのがもったいなかったですね。手塚先生の中であれこれ構想があったと思うのですが、終戦を境にエピローグまで一気に描かざるをえなかったんだと思います。二人のアドルフの対決は、最初から手塚先生が描きたかったのでしょうが、実はこのラストというか、平和主義者のカミルが軍人になった展開に納得がいっていなかったりします。ブルーメンパン店を再建してほしかった(笑)。
2015/07/04 Sat 22:59 URL [ Edit ]
通りすがり
それはそれは失礼いたしました!
コメントを消したいぐらいです。
’平和主義者’のカミルが’軍人’になった展開に・・・
そういうことでしたか!
自分たちの国がやっともてる!と喜んでいたのにやっぱり思ったようにはならず。親友に父親を殺された、という思いや地区の班長でしたか?そんな役をやった経験から すすんで自分たちのくらしを守るためにあのような展開になったのかな?と思ったりしています。
ナチスに対しては逆らうということさえできなかったけれど、立ち向かえる!ということなのかな?とも。
それでも、平和主義を貫いてほしい、というのりみさんには甘すぎますよね?
そう考えると、やっぱりもうちょっとそこのところを詳しく書いてほしかった・・・となりますね。
終わってなお考えさせられる素敵な舞台だったな~ということには変わりはなく。
コメントを消したいぐらいです。
’平和主義者’のカミルが’軍人’になった展開に・・・
そういうことでしたか!
自分たちの国がやっともてる!と喜んでいたのにやっぱり思ったようにはならず。親友に父親を殺された、という思いや地区の班長でしたか?そんな役をやった経験から すすんで自分たちのくらしを守るためにあのような展開になったのかな?と思ったりしています。
ナチスに対しては逆らうということさえできなかったけれど、立ち向かえる!ということなのかな?とも。
それでも、平和主義を貫いてほしい、というのりみさんには甘すぎますよね?
そう考えると、やっぱりもうちょっとそこのところを詳しく書いてほしかった・・・となりますね。
終わってなお考えさせられる素敵な舞台だったな~ということには変わりはなく。
2015/07/07 Tue 09:58 URL [ Edit ]
のりみ
講談社文庫全集版のあとがきに、当時の手塚先生のインタビュー記事が再録されいます。
「なぜ平和主義者だったカミルがイスラエルに戻って、いくら国を守るためとはいえ、残酷な性格になっていったのか。また、カウフマンがアラブへ行って結婚、そして「黒い九月」に入るいきさつを描くつもりだったんですが、しばらく休載したためにそのあたりはダイジェストになって一九七三年までとんでいるんです。あっけなく終わった感じであまりにも不親切なので、単行本ではじっくり描こうと思います。
---中略---
こんなふうに終わりのほうは惜しいことばかりです。これが全部描ければ大河ものとして全部のケリがついたんですけど、結局ケリがついたのは二人のアドルフの対決だけです。文春さんのほうも予定があるので、連載をのばせなかったんです。それでもずいぶんサービスしてくれたんですよ。」
1984年12月~2月まで約3ヵ月間、手塚先生の病気による休載があり、これが1945年からいきなり1973まれ話がとぶ直接的な原因になりました。それでもやはり手塚作品の中では「アドルフに告ぐ」はひとつの到達点であり最高峰だと思いますね。
それだけ読者の期待が大きいだけに、最後のまとめ方は惜しかったです。
「なぜ平和主義者だったカミルがイスラエルに戻って、いくら国を守るためとはいえ、残酷な性格になっていったのか。また、カウフマンがアラブへ行って結婚、そして「黒い九月」に入るいきさつを描くつもりだったんですが、しばらく休載したためにそのあたりはダイジェストになって一九七三年までとんでいるんです。あっけなく終わった感じであまりにも不親切なので、単行本ではじっくり描こうと思います。
---中略---
こんなふうに終わりのほうは惜しいことばかりです。これが全部描ければ大河ものとして全部のケリがついたんですけど、結局ケリがついたのは二人のアドルフの対決だけです。文春さんのほうも予定があるので、連載をのばせなかったんです。それでもずいぶんサービスしてくれたんですよ。」
1984年12月~2月まで約3ヵ月間、手塚先生の病気による休載があり、これが1945年からいきなり1973まれ話がとぶ直接的な原因になりました。それでもやはり手塚作品の中では「アドルフに告ぐ」はひとつの到達点であり最高峰だと思いますね。
それだけ読者の期待が大きいだけに、最後のまとめ方は惜しかったです。
2015/07/09 Thu 03:49 URL [ Edit ]
のりみ
正義という名のもとに、戦争による殺人が行われるという、その紙一重の部分を手塚先生は描きたかったんだと思います。
「火の鳥」でもそうなのですが、手塚作品は生と死、平和と戦争、愛と憎しみ、などなど対局にあるものを描く傾向にありますよね。
でも、一読者として読むと手塚作品って本当にたくさん人が死ぬので、時々辛く哀しくなります。
やはり、それは感情移入して読んでいるからなんでしょうが、せめてこの作品で3人のアドルフのうち、カミルは最後まで平和主義を貫いてほしかったですね。
小城先生との会話で「僕は国籍はドイツやけどこれでも日本人やと思ってるんです」という台詞がありますよね。だったら、最後まで日本で暮らしたらいいのに・・・と。まぁ、これは個人的な思いですが。
漫画としてツッコミを入れるなら、ナチスドイツの敗戦でカウフマンが流れ者になるのはわかるとしても、カミルのほうは、せっかく終戦を迎えて平和な日本になったのに、なんでわざわざイスラエルまで行って軍人になるかな、と思いますね。神戸空襲でお母さんが死んだ時に「ブルーメンパン店はおれが誓って復活させるぞ。ユダヤの星にかけて誓う。」って言ったのに、なんで日本にいないの?って(笑)。
「火の鳥」でもそうなのですが、手塚作品は生と死、平和と戦争、愛と憎しみ、などなど対局にあるものを描く傾向にありますよね。
でも、一読者として読むと手塚作品って本当にたくさん人が死ぬので、時々辛く哀しくなります。
やはり、それは感情移入して読んでいるからなんでしょうが、せめてこの作品で3人のアドルフのうち、カミルは最後まで平和主義を貫いてほしかったですね。
小城先生との会話で「僕は国籍はドイツやけどこれでも日本人やと思ってるんです」という台詞がありますよね。だったら、最後まで日本で暮らしたらいいのに・・・と。まぁ、これは個人的な思いですが。
漫画としてツッコミを入れるなら、ナチスドイツの敗戦でカウフマンが流れ者になるのはわかるとしても、カミルのほうは、せっかく終戦を迎えて平和な日本になったのに、なんでわざわざイスラエルまで行って軍人になるかな、と思いますね。神戸空襲でお母さんが死んだ時に「ブルーメンパン店はおれが誓って復活させるぞ。ユダヤの星にかけて誓う。」って言ったのに、なんで日本にいないの?って(笑)。
2015/07/09 Thu 04:02 URL [ Edit ]
のりみ
ところで、手塚治虫公式サイトの「虫ん坊」の投稿コーナーで『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐりのレポートを執筆しておりますので、ご笑覧いただければ幸いです。
「アドルフに告ぐ」を片手に有馬温泉へ
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201504/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その1>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201505/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その2>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201506/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その3>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201507/post.html
「アドルフに告ぐ」を片手に有馬温泉へ
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201504/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その1>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201505/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その2>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201506/post.html
『アドルフに告ぐ』ゆかりの地めぐり<神戸編その3>
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201507/post.html
2015/07/09 Thu 04:31 URL [ Edit ]
通りすがり
ありがとうございます!!
(通りすがり、と言いながら何度も)
プロフィールも今さらながら目にし、大それたことをしてしまったと反省です。
が、自分では気が付かなかった視点からの見方もできてよかったです。ありがとうございます。
手塚治虫さんといえば、鉄腕アトム・ジャングル大帝・ブラックジャックぐらいしか知らなかったので、今回を機に知らなかったものも読んでみたくなりました。
のりみさんの気になるところを頭に置きながらもう一度「アドルフに告ぐ」も読み直したいぐらいです。
ゆかりの地めぐりレポもそれぞれ楽しみに読ませていただこうと思います!
(通りすがり、と言いながら何度も)
プロフィールも今さらながら目にし、大それたことをしてしまったと反省です。
が、自分では気が付かなかった視点からの見方もできてよかったです。ありがとうございます。
手塚治虫さんといえば、鉄腕アトム・ジャングル大帝・ブラックジャックぐらいしか知らなかったので、今回を機に知らなかったものも読んでみたくなりました。
のりみさんの気になるところを頭に置きながらもう一度「アドルフに告ぐ」も読み直したいぐらいです。
ゆかりの地めぐりレポもそれぞれ楽しみに読ませていただこうと思います!
2015/07/10 Fri 08:33 URL [ Edit ]
のりみ
ちなみに、『アドルフに告ぐ』はこの夏、スタジオライフの公演もあります。
http://www.studio-life.com/stage/message-to-adolf2015/index.html
ドイツ編と日本編とあるらしいので、どちらを観に行くべきか悩んでおります。
大阪公演
2015年8月22日(土)~23日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
ご興味があればこちらも是非。
http://www.studio-life.com/stage/message-to-adolf2015/index.html
ドイツ編と日本編とあるらしいので、どちらを観に行くべきか悩んでおります。
大阪公演
2015年8月22日(土)~23日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
ご興味があればこちらも是非。
2015/07/13 Mon 00:06 URL [ Edit ]
はじめまして
>尤も嫁はん曰く、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」
いきさつは先生の病気等によって描くことが出来なかったようですが、手塚先生のインタを見たりエッセイを読んで推測すると、手塚先生自身も戦時中の教育で当時はヒトラーを正義と信じていたそうで、人(特に子供)なんて簡単に洗脳されてしまうということがいいたかったのかなと自分は思いました。
>尤も嫁はん曰く、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」
いきさつは先生の病気等によって描くことが出来なかったようですが、手塚先生のインタを見たりエッセイを読んで推測すると、手塚先生自身も戦時中の教育で当時はヒトラーを正義と信じていたそうで、人(特に子供)なんて簡単に洗脳されてしまうということがいいたかったのかなと自分は思いました。
2016/01/01 Fri 05:32 URL [ Edit ]
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