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ブログの更新、3ヶ月ぶりです(^^;)
最近、ほとんどfacebookとツイッターに移行しています。
久々に夫が手塚日記を書いてくれたので、転載します。


なんとまあ、今年1月の初頭に、大河ドラマ「花燃ゆ」について書いて以来、六か月ぶりの日記や。
今まで何やってた?
はい・・・実は『火の鳥』よろしくムーピーゲームにうつつを抜かしまくっておりやして(苦笑)
気持ち良かったぁ~・・・アホ!

で、6月27(日)、嫁はんと京都芸術劇場春秋座の舞台「アドルフに告ぐ」を観に行った。

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京都造形なんざ、前職の時に上司の命令で納品に行って以来だべ。
白川通まで乗り付けると、いきなり煉瓦張りの、タカラヅカもかくやと思しき大階段が屹立しておった。
蒲田行進曲の「階段落ち」みてえに急な大階段を上がると、そこは京都造形芸術大学附設劇場「春秋座」であった。

おかしいぜ、普通は大学の正門化玄関ぢゃねえのか?
いきなり附設劇場とは、これいかに?
学生用の正門は別にあんのか?
と疑問を抱きつつも入場。
嫁はんがゲットした席は桟敷席であった。なんとなく仏蘭西の王侯貴族気分。
場内は、ほぼ満員御礼。

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劇自体は、原作をウマい具合に180分できっちり料理していた。
あとで嫁はんともダベリあったんだが、3人のアドルフの内、唯一実在の人物・アドルフ=ヒトラーに、割とたっぷり時間を割いていた。
これは良かったね。

物語冒頭をはじめ、要所要所で登場する、アドルフたちの運命を象徴するかの様な「天使」(?)マリアの存在感も良かった。
Uボートで戦時下日本へ向かうカウフマンをマリアの亡霊が悩ませるシーンは特に印象深かったぜ。

あとは、大ラスのカミルとカウフマンの決着までしっかり描かれていた事も、「ほお、そこまで描くか」と感心した。

尤も嫁はん曰く、「原作でもナゼ平和主義者のカミルがラストでは平気でアラブ人を殺戮する軍人になってしまったのかが判然とせず、それだけが不満。」
それは浦メも全く同意見なのだが、それはそれとして、ヒトラーをしっかり描写し、中東問題も取り上げた姿勢に、浦メは拍手だ。
なんとなれば、一朝有事にあってはまず間違いなく前線に立つ事のない優秀な政治屋センセー方によって、なにやらキナ臭い方向に我が国が誤誘導されてやせんか?と極めて不安な昨今にあって、今回の「アドルフに告ぐ」は当節時宜を得た演劇であったからよ。

最後にまたひとつだけ文句を言わせてもらうならば、客演の鶴見辰吾を、カーテンコールでももうちょっとリスペクトしても良かったんぢゃねえかな?
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