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芝川ビル

さて、シンポジウム終了後、レトロ建築のオーナーさんたちによるアフタートークがあったのですが(芝川ビルや伏見ビルのオーナーさんたちも来ておられた)、私は船場建築ぶらりツアーに申し込みしていたので、後ろ髪をひかれる思いでアクセスビルの正面玄関へ。オオサカまち基盤のスタッフさんの先導で出発!
今回のコースは、芝川ビル→綿業会館→船場ビル→伏見ビル
実は、四箇所ともレトロ建築として有名なのですが、私は芝川ビルと綿業会館の外観のみしか見たことがなく、今回のツアーをとても楽しみにしておりました。

なぜならここってレトロ建築とはいえ、普段は普通の事務所などがはいったオフィスビルなわけですよ。一般人が勝手にづかづか入っていくわけにはいかないんです(^^;)今回、オーナーさんのご協力があって内部見学が実現したわけです。
船場建築ぶらりツアー

芝川ビルは昭和2年竣工。そのデザインはインカ帝国風、もしくはエジプト風で、外観からまわりとは全然違う雰囲気!
ちなみに、講演内で橋爪先生がおっしゃっていたことですが、大阪の近代建築の特徴として、過剰な装飾、外国の真似でありながら独自のスタイルを築いている、というのがあります。

なんせ、あの通天閣はエッフェル塔と凱旋門を組み合わせて出来ちゃったものですから(笑)。御堂筋だってパリのシャンゼリゼ通りを真似ていながら、銀杏並木を植えて秋にはとっても臭い通りだし(笑)。そして、ダイビルも過剰装飾でありながら、なんかゆる~いデザイン(^^;)こんなところが大阪らしさやなあって思うんですが、この芝川ビルも「インカ帝国風」でありながら中には和室もあったり、とよくわからない建物です。
芝川ビル

そして…中はもっとすごかった!
芝川ビル

▼玄関ホール。右は複数の事務所のポストです。
芝川ビル

▼芝川ビルの中で「最も濃密な小部屋」といわれている部屋です。
芝川ビル

▼怪獣みたい…
芝川ビル

▼床のタイルも独特ですね。
芝川ビル

▼各部屋にはいろんな事務所が入っているので勝手に開けちゃいけません(^^;)
芝川ビル

▼この階段の模様がすごい!
芝川ビル

芝川ビル

芝川ビル

この建物の歴史については、「大阪近代建築ブログ」【予告】芝川ビル:モダン・ガールたちの館!?(し)をご覧になればよくわかります。
ここってもともと花嫁学校だったんですね!その芝川ビルの歴史展示や設計図なども今回展示されていました。
そして、今日一日だけのシフォンケーキのお店がオープン♪
芝川ビル

▼大バングッズ「芝川ビルのペーパークラフト」が販売されていました。
芝川ビル

さて、お次は伏見ビルです。

■「芝川ビル」は現在放送中のNHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」に「純喫茶」として登場します。外観のみ。中はたぶんスタジオセット。10月16日に放映だそうです。
芝川ビル



■芝川ビル公式サイト
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