8日(日)、大阪歴史博物館で始まった特別展「煉瓦のまち タイルのまち」を見に行きました。
ここ一年の間に近代建築の世界にずぶずぶとハマっている私にとってこんなに嬉しい企画はありません。そして…予想以上によかった!
煉瓦のまちタイルのまち

まずは大阪歴史博物館の入り口。阪急ビルが~!
阪急ビルなど

その上手塚先生の母校・北野高校の昭和校舎の写真が…!!
そうか、北野高校の昭和校舎もタイルだったんだ。

北野高校

北野高校




さて、いつもは常設展から入るのですが、今回は特別展から見てまわりました。

入ってすぐ、目を奪われたのは池田遙邨の日本画「雪の大阪」。第9回帝展特選作品。傍に置いてあった解説によると、昭和3年2月11日、大阪に大雪が降り積もった。作者の池田遙邨はその雪景色を当時の大阪ホテル近辺(現在の東洋陶磁美術館近辺)から天満橋方向に向かって描いたそうです。堂島川と土佐堀川は藍色のグラデーションが実に美しく表現されており、中之島に降り積もる雪が厚塗りの胡粉で表現されていました。この作品は日本画にしてはかなり厚塗りで、私は岩絵の具で描かれた日本画と油絵を見間違えることは無いのですが、一瞬洋画っぽいな、とは感じました。当時としてはかなり先駆的だっただろうと思います。キャプションによると10代の頃は洋画家を目指していたそうで、20代で日本画に転向した人らしいです。絵を見てそのへん納得。
そして、日本画としての美しさもさることながら、この絵のみどころは大大阪時代の大阪の風景でしょう。今と似ている風景は北浜の難波橋、天満橋、天神橋、辻学園(旧大林組)、大阪府庁とまだ天守閣がない大阪城(天守閣再興は1931年)など。他はすっかり変わっているんですね。中之島音楽堂、市電は今無いよな~。あと京阪天満橋駅が当時は始発駅だったってのも解説から知りました。
 
で、池田遙邨の「雪の大阪」に感動してその風景を求めてちょっと歩いてみました。
「雪の大阪」に描かれた風景

この写真は中之島公会堂特別室より撮ったものです。本来は東洋陶磁美術館からの景色が、「雪の大阪」に一番近いハズ…なんですが、どうやら東側に窓が無く、屋上にも上れなさそうなので、一番近い景色が中之島公会堂特別室からの風景でしょう。

▼拡大してみると、あ、旧大林組。現在の辻学園の建物があります。
「雪の大阪」に描かれた風景

こちらは北浜まで歩いて難波橋から撮りました。中之島公園の形状や難波橋は「雪の大阪」の時代とほぼ似ている気がします。
「雪の大阪」に描かれた風景

「雪の大阪」に描かれた風景

さて、この「煉瓦のまちタイルのまち」で良かったのは「雪の大阪」だけではなかった!
なんと !「阪急百貨店大阪うめだ本店の建築」というVTRがエンドレスで上映~~(T-T)思わず感激の涙を流してしまいました。

(次回へ続く)
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